「大都会(本編)」カテゴリーアーカイブ

Jam

地震とは違うが、軽い振動を感じ、起きあがる。既に正午を過ぎていたらしい。不覚。
数日前から近くの橋の架け替え現場で川に矢板を打ち込んでいる。音がけたたましく窓も開けられない。溜まらず外へ飛び出し、近くの適当な店でアイスコーヒーを啜りつつケータイを取り出す。一年ほどしか使っていないが、それでも酷使というには十分なのか、塗装の剥げが目立ってきた。
アイスコーヒーも砂糖抜きに限る。この間適当な店で適当にアイスコーヒーを選んでみたら大当たりを引いたらしく、糖分と濃いコーヒーの後味の相乗効果なのか軽く気分が悪くなった。

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October,1st

眠気とも疲労ともつかない感触の中、酒を呷りつつ日曜大工の真似事に勤しむ。
眠れないのはいつものこと。既に昼時に軽く寝ており、これを怠惰と呼ぶ。
最近、どうも手詰まり気味らしい。キーを叩いてみてもなかなか文字列が伸びない。
人間関係と無縁の生活が続いている影響はかなりcriticalだ。いやfatalか。不思議と自らの命を繋ぐこと以外に興味が涌かなくなる。気力、活気の類もこれまで経験したことのない熱気と重みのある湿気のためか減退気味。

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Text on Firebird

午前零時過ぎ。
誰も来る筈のない部屋で一人静かにキーを叩く。いや、例によって指に任せて書いていると言った方がいいかもしれない。一つの単語を選ぶのに5秒程じっくり時間をかけながら、そうして書いているのはネタだった。誰が読むのかはさておき。
毎月始めにすることにしていたアクセスログの集計に手をつけたのはつい先頃、日付が変わる直前のことだった。それまでの傾向からそんな感触がしていたが、7月も着実にアクセス件数は減っていた。

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Machine X

部分的に壊れつつも騙し騙し使ってきた我が家のノートパソコン。
本体ケース破損+蝶番破損+画面のライン単位での欠けに加え、電源アダプターのケーブルが所々ちぎれかけていたのを発見。これは放置しておくと確実に火を噴くこと間違いなし。最早これまでということで、修理不能は合点承知之介で修理に出して、新しい、いや適当な中古のパソコンを投入。
初っ端から元の環境をそのまま「移植」する予定でいたもんで、移植作業は日常生活の片手間序でながら二日でほぼ完了。プロバイダーのダイヤルアップ用パスワードをすっかり忘れてしまい、問い合わせ諸々の手続きで一週間近く費やすおまけもあったが、六月の末には元通りの環境ができあがった。

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滝登り(後編)

落差国内最高を誇る「称名の滝」を拝みにいくつもりが、どういうわけだか八郎坂なる登山道へ踏み込むことに。しかも、帰りのバスの最終便まで残り1時間強。間に合うんですかねぇ?

行っちゃえ。

ということで飛竜橋を渡り、左手の断崖絶壁へ突入。ちなみに本来の滝見台はすぐ近くにある。
八郎坂は文字通りの登山道。延々と写真の様な急坂が続いている。登山用品一式とまではいかないが、トレッキングに出かける位のスタイルは最低限必要でしょう(?)。ネクタイに革靴だとかハイヒールなんて論外。せめて特攻服ぐらいは用意していただきたいところ。

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滝登り(前編)

小生の地元富山には、落差約350mと国内最高を誇る「称名の滝」があり、嘗ての実家からだとお散歩感覚で見に行くことが可能となっている。
しかし日常生活の通りすがりに立ち寄っていけるような場所にはなく、その氣がないと拝むことはできない。私の記憶が確かならば、当地へは赴いたのは幼少の頃の一度のみだったはずだ。
ということで、某月吉日の夏の日の午後、根性出して行って参りました。
[image]

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いつもここから

白一色の壁をバックにファイティングポーズをしっかりきめて、スタート。
『わじわじするときぃ~』『フリダシニモドルときぃ~』
「わじわじするときーっ」「フリダシニモドルときーっ」
『わじわじするときぃ~』「わじわじするときーっ」
『独り言も誰かに話をするときも電話の応対も、同じ調子でブツブツつぶやいているときぃ~』「独り言も誰かに話をするときも電話の応対も、同じ調子でブツブツつぶやいているときーっ」

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台風でもくりゃいい

ワインを飲んで 騒いで吐いて 気持ち悪くて眠れない
ネタを文字通り粗製乱造していた時期からはやどれ位経つだろうかと数えてみれば、実際には1ヶ月も経っていなかったりする。かなり長い間経っている様な気がして実は1ヶ月も経っていなかったりする。
一頃の勢いは何処へやら。昔燃えてた夫婦も今は不燃物。違う。
一通り吐き出して鼻血も出なくなったらしく、ネタも出ない。
ネタの源だったパソコンから出るのは最早膨大な熱だけ。扇風機を当てても無駄だった。寒冷地仕様のパソコンだったのかは定かではない。まあよい、廃棄済みだし。

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FujiP! vs 黴

思わぬ所に奴は潜んでいた。
これまでのダウンサイジングの甲斐あって本棚を1つ廃止できるところまで漕ぎ着け、解体すべく部屋の真ん中まで引きずり出す。
裏を見て顔面真っ青。本棚の裏が黴で所々青々としている。何故か2段めの部分だけ。
江戸にいたときは風通しや湿気を云々せずとも黴とは無縁だったのに何故…。
これはまずいということで咄嗟に台所から除菌・消毒用アルコールスプレーを取り出し斉射。
雑巾にもアルコールを含ませて拭き取る拭き取る。

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Monday Picnic

2003年の暮れも押し迫ったとある月曜日。
軽い二日酔いの体を引きずって街へ繰り出す。昨夜はどの位飲んだだろう、というのは内緒。
今日も朝から遠路遙々のお客人を引き連れ那覇市内徘徊大作戦いや観光、である。
まずは牧志公設市場へ突入。あんまり遅くなると混み出すので午前中がよさそげ。
現場は2階建ての建物になっており、1階は普通に食料品店が並ぶがアーケード街と一体化しておりどこからが市場なのかよくわからない。しかしそこは沖縄の市場ってことで沖縄ならではの食材がふんだんにありまする。写真取る位珍しいんですか、皆さん。…豚の面の皮とか豚足とか耳(人呼んで「みみがー」)は珍しいか。ぶーぶー。

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