いつぞやのオトナの自由研究に積み残しがあったのかはさておき、帰省の寄り道や北海道展での探し物を経て、ようやくどん兵衛の「E」「W」「H」をそろえることができた。これからが本当のどん兵衛の東(E)西(W)北(H)バージョン食べ比べを挙行する。

今回のパッケージのうち北海道バージョンは、噂に聞いていた小さく「H」が書かれていたものではなく、大々的に北海道限定・千歳工場製造と銘打たれているが、それ以外にはあまり変わったところはみられない。製造時期の違いなのか、北海道バージョンのみ袋のデザインが違っている。それ以外の見かけの大半を占める具材には大差なさそうに見えるところは、前回の比較時と同じ。ダシの味がすべてを握る点は「H」も同じであるようだ。

お湯を入れて待つこと数分。規定よりも1分少々短めに時間をとり、開封。
北のどん兵衛には昆布のかけらが入っていたようで、西と東の中間の、少々甘味の強いダシの濃さがした。これは意外でもあり、存外に違和感なく入り込めた。

よくよく考えれば、北海道と富山は北前船の活躍もあって食生活への昆布のなじみ方に結構似たところがみられる・・・とされている。この味付けは、十分にありうる味かもしれない。

現時点において狸と狐にも同じ展開がくるかは定かでないが、対抗上はこちらも大いにありそうだ。