Moreish

長年の夢(?)が叶い、そして富山において存外にお手軽に比較対象品がどちらも手には入ってしまったこともあり、オトナの自由研究と称してどん兵衛の東(E)西(W)バージョン食べ比べを挙行する。

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妙な期待感と胸の高鳴りと共に上蓋を開封してみると、粉末つゆの袋が色分けしてある他は、麺と油揚げなど、見かけの大半を占める具材には大差なさそうに見える。となると、ご丁寧に色分けされた袋が鍵を握ることになる。

お湯を入れて待つこと数分。規定よりも1分少々短めに時間をとり、開封。パッと見、色の違いはそんなに際だってはいなさそうだ。東バージョンの方が、駅そばよろしく相対的にどす黒く見える絵面を期待していたこともあり、拍子抜け。
気を取り直して香りを嗅ぎつつ、つゆの味見にかかる。

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ここでようやく期待通りの差が現れた。西は昆布風。東はいくらか鰹の気配がする。味の濃さは極端な差は感じられない。西の方が若干甘めのような気もする。

そして食べ終わり。
麺と具がカラになった容器を見てみると、何気に色の透き通り具合が違っていた。期待通りの薄口醤油vs濃口醤油の差になる。しかしここでも東のつゆが存外に褐色を保っていた。昔試しにたべてみた東の駅蕎麦のつゆのどす黒さはどこから来ていたのだろうか。

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極端とはいえないまでも、確かな有意差を感じ取ることができた東西食べ比べはここに幕を閉じる。

しかし、食べた時点では『どん兵衛(H)』すなわち北海道版の存在に全く気付いていなかった…というオチが待っていた。
早速次回に向けて情報を集めておかねば。あれだけの品のことだ。北海道物産展できっとお目通りが叶うであろう。