転居翌朝、あずさ２号で新宿へ急ぐ。
お昼の弁当の調達に向かうは京王百貨店。
恒例の駅弁大会が開かれているため、開店前に行列ができるのはお約束。到着してから待ちすぎず、列が伸びすぎずとなっていそうな頃合いをみて自宅を出発したはよいが、現地の状況は行ってみないとわからない。
先頭に入る必要はまったくないが、それなりの位置につけておかないと東北の駅弁などの行列や渋滞に巻き込まれかねない。

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転居日当日。
事前の梱包が効いたのか運び出しは小一時間で終了。その後の運び込みも、新居の扉配置をやりくりしながらも無事終了。
朝から義父義母が娘の面倒を見てくれたので非常に助かった。
運び込まれたキングサイズのマットでの寝床作りと最低限の買い出しを済ませ、ロイホで引越し祝いと称してハンバーグ＆グラタンにビールをつける。
明日からの荷ほどきはいつまでかかるやら…

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旧居撤収に向け、最後のお片付け。
荷物を粗方運び出して空っぽになった部屋に適宜掃除機やワイパーをかけ、一通りチリ埃の類を取る。
ガスコンロと照明は、新居では入居の時点で既に組み込み済み。退去の際には残さず丸々持っていくことになっているので、ひとまず頃合いをみてリサイクル業者に出してみるとするか。
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程なく、大家到着。
洗面台と壁紙は済んでいた年数分だけ汚れのある箇所もあったが、７年間も済んでいた割には結構綺麗な方だったらしく、驚く大家。物件としてはそろそろリフォームの頃合いという話。

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転居日前日。
金融機関などの住所変更手続きをはじめとする申請諸々と、荷造りの総仕上げで休みを取る。
途中国立駅前に立ち寄ったが、平日ということもありイルミネーションの取り外しが粛々と行われる以外にあまり人影がない。近くの大学キャンパスも試験期間に入った様子なのか、日中の人の動きが存外にまばらだった。
閑散としている光景は夕方にも引き続いていたらしく、国立駅前で行われていた反原発運動の署名には閑古鳥も寄り付かない様子となっているように見えた。必死に通行人を呼び止めて署名を得ようとする姿は、いとあはれ。居酒屋チェーンの呼び込みの方が目立ちの点では勝っている。

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転居前日となる。
近所で世話になった方々への挨拶回りの途中、武蔵野線のトンネルからから貨物列車が出てくるのを拝む。
たまに見かけたこの光景とも、暫くおさらばだ。
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午後の間、娘は義母に面倒を見てもらえたこともあり、転居準備は一段落。あとは翌日の運び出し当日を待つのみ。
お勝手は前日に粗方閉めてしまってお湯を沸かすのもままならなくなったので、大戸屋で晩飯とする。

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只今、転居準備中。
比較的短距離の移動だが、梱包対象の物品はそれなりの数に上る。
梱包は出番のあまりない、本棚と天袋の物品に始まり、なべやかん等のお勝手用品まで終わった。
本棚の中身をさっさと格納したのは、本棚の中身を梱包ついでに見ていたら、読み耽って梱包が止まる…の図を警戒してのこと。嫁には悪いが、それは転居先での開封後でもたっぷりできる。おかげで大半の物は格納が終わり、洋間の大半は段ボール箱やコンテナ類で埋め尽くされている。

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所用で国立府中IC付近を通過中。
このあたりには昨年爆発事故を起こしたリサイクル施設がある。
当時の現場は壁面に空いた大きな穴から鉄骨が顔を出している様が沿道からもよく拝め、今も施設の半分が仮設の覆いに包まれている。
世間様の国立のイメージとはかなりかけ離れた、廃棄物処理施設とはまた別の代物を思わせる荒々しく痛々しい現場は、今夜も周囲の明かりの中に不気味に浮かんでいる。

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枕本体の布地の汚れも目立ってきたため、洗ってみることにした。
枕のカバーは定期的に洗っているが、枕の本体を洗うのは、購入以来初めてかもしれない。
中に詰まっていたプラスチックのパイプを一通りかきだすと、コンテナ2杯分になった。特に圧縮されていた様子はないが、軽さの割に結構な嵩がする。しかしパイプなので存外にきれい。
中身が抜けた枕本体のカバーは、存外に薄っぺらい。お洗濯のためとはいえ、この絵は驚かされる。これで一晩中頭を支え、適度に汗などの湿気を逃がしてくれていたのだから大した物だ。

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ここ最近の恒例となっている、子安神社への初詣に出る。
獅子舞や餅つきが行われているなどして境内は初詣客でそこそこ賑わっていた。今年ももちろん娘を獅子に噛んでもらった。
昨年分のお守りや正月飾り等を納めて銘々の願いをかけ、振る舞い酒と餅をいただいてから、今年の運試し。
毎年、お守りも兼ねた扇子のおみくじをひいたところ、今年は小吉と出た。どういう目が出てもそれなりに慎重に、それなりに大胆にいくことになるが、「大胆」は昨年のうちに一通り済ませてしまっている。更なる大胆はどこにあるんだ、という年になるだろうか。

嫁の実家での日程も一通り終了し、帰京の途につく。
お約束通り小仏周辺は渋滞していることもあり、談合坂に立ち寄ってB級グルメブームが巻き起こる以前からよく食べられていた「吉田うどん」を親子で食し、この先のノロノロ運転に備える。
このあたりのうどんはかなり太めでそこそこのこしもあり、娘の箸の練習にもなった様子。年末年始＆妹の宴席で少々食べ疲れ気味のお腹にも丁度よい。

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