Country cousin…?

夕刻近くの某市内のロイホでの話。
その店にはドリンクバーのフレイバーティー目当てで忘れた頃に足を運んでおり、今日もそうしていた。暑さのせいか、各所で冷房が徹底しており、体にしみいるホットの紅茶で丁度釣り合いが取れる位だ。
ポットに入れるお湯を少なめにして香りを楽しみ…といったことをして2杯が空き、3杯目を取りに行こうとしたが、数分前からドリンクバーコーナーの前で男が1人、ぶつぶつと何かを唱えながら前をうろうろ。片手にカップ、もう一方にはティーパック。後はお湯を入れるだけのはずだが、そこで止まっている。レモンとミルクは…目の前にあるが、それが目当てではないようだ。お茶を淹れるポットが用意されているが、他の客同様使う予定はないらしい。


特に急ぐ理由もなかったので、後ろで待ちつつ様子を見ていたが、更に数分が経過しようやくコーナーから離れた…直後、店員にその男はお湯の入れ方を尋ねていた。
「お湯の入れ方がわかりません」
…予想外の展開に、ポットを落としそうになってしまった。昨今にあって、同様のコーヒーマシンをファミレスに限らず各所で見かけるようになり、老若男女を問わず何の問題もなく使いこなせている…というのは単なる思いこみだったかもしれない。