ぐるり信州循環(後編)

ひょんなことから、長野県内の中程をぐるりとまわるお出かけに出た。わざわざ松本・小淵沢経由で野辺山に降り立ちった一行は、国内の鉄道最高地点へ向かう。
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さてと、このすぐ近くにはアイスクリーム屋が何軒かある。その中に、牛乳をたっぷり使ったアイスクリームを出している店があるのだが、おいしいという評判である。実際に食べてみたところ、結構甘かった。牛乳は、ほんのり甘い味がするのだが、そんな味だ。しかし、とっても溶けやすい。


それから再び元来た道をのんびり歩いて駅に戻り、再び乗車。この時点で昼の12時過ぎ。この後小諸を経由して軽井沢に向かうのだが、軽井沢に着くのは1時頃かな~と思っていたのが間違い。
野辺山から北へ向かうのだが、列車は千曲川に沿ってのんびりと山を下ってゆく。この区間が意外にもというか、と~っても長い。しかも、お客は少しづつ増えていき、途中の駅で車両を増結。これで時間を少々食ってしまい、乗換駅の小諸に着いたのは、2時過ぎ。
乗り換え待ちの間に小諸の駅前をちょっくらのぞいてみたのだが、な~んにもない。この付近は新幹線の開通以来、寂れっぱなしらしい。
おまけに、駅のホームにあるそば屋も無人。時間が時間だけに、休みになっていてもおかしくはないかな・・・・と思っていたら、発車待ちの電車の中からおばちゃんが出てきた。あららのら。
とっても大きな天ぷらの入ったそばをすすり、軽井沢へ。ついた頃にはもうおやつの時間だった。
軽井沢に降り立つ。前に来たのは新幹線開通直前(しかもちょっくら立ち寄ったのみ)だったが、駅前はす~っかり変わってしまっている。まずはということで自転車をレンタルし、旧軽銀座のあたりへ。
旧軽銀座に近づくにつれ、人や車の数が多くなる。一瞬ここは長野県内かと我が目を疑ったが、ここは長野県内ではなく、「首都圏の一角の軽井沢だ」ということは、アリの這い出る隙間のない人だかりをみて容易に察しがついた。
人の数は都心並だろうか? 軽井沢以外の観光地でこれだけの人の波は今のところみたことがない。近づくのもいやになったので、しばらく旧三笠ホテルなどのある方へ自転車を進める。
3,40分ほど風と緑を堪能し、旧軽銀座に戻ってみると少し人が減ってきた。「モカソフト」がおいしいとかいう喫茶店で一息つき、もうちょいサイクリングを堪能して戻ってみると、通りはかなり空いていた。
結論が出た。バスなどでまとめてやってくる団体客は、3時ぐらいにまとめてお土産を買い込むために一気に殺到し、30分~1時間ぐらいの間におみやげを買い込んで、まとまってかえってゆく。というわけで、この時間帯に旧軽銀座に行くことは自殺行為に等しいかも。
そういえば、店先をのぞいてみると、「わざわざ軽井沢まで行かんでも買えるやん」ってものがかなりあったりして、しかも比較的高値で売られている。いや、高いというよりは都心の物価か? はたまた「軽井沢のプレミア」か? バーなどで「時間」と「雰囲気」を売っているのと似たような感じで。
最後に、ちっとはお土産っぽいものを・・・ということで、かの地で作っている地ビールを実家にいるビール好きの妹へのお土産に買っていこうかとしたが、同じものが長野市内のデパートで買えることに気づき、結局買わずじまい。こんなんでええんかいなとも思いながら、結局例の地ビールは帰省直前にデパートで買っていった。
流通が発達し、いろいろなものが手軽に手にはいるようになったのだが、。便利すぎるのもいだだけないなぁ。たまにしかお出かけはしないが、お土産選びには「その土地っぽいもの」にこだわると、人にあげるもの・自分の記念に取っておくものを問わずよく苦労する。
久々の日帰り骨休め旅行は、こうして終わっていった。今度軽井沢に来るときにはもっと滞在時間を作ってサイクリングにしよ~っと・・・なんてことを考えていると、いつの間にやらグースー。
軽井沢の人混みに疲れたのか、サイクリングとお散歩で遊び疲れたのか、それともお土産選びに頭をひねって疲れたのか・・・・果たしてどれなんでしょう???
Rec/Mix:1999-8-15