A community bond

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仕事で夜の街をゆくと、少々覚えのある一角にさしかかる。何年か前の首都圏の降雪の際にピザ屋の配達が止まり、結構な値引と引換に取りに行った記憶がある…が、持っている記憶はもう一つある。ごく最近にこのあたりの住宅で、親子の孤立死が相次ぎ、ちょっとした騒ぎになった。いたたまれないなどという声はお約束のように出るものの、どこか空虚。

なにかにつけて絆、絆と騒がれはするものの、逆に楔として作用しているような気もする。

絆と聞けば余計にそっぽを向きたくなるのは何故だろう。
下手をすると明日は我が身、となっても東京にあっては何ら不思議なことではないのだが。