Le freak(2011, part5)

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週末も新宿に出かける。行き先は性懲りもなく京王の駅弁大会だ。
大体の狙い目は予め決めておいたため、買い出し自体は短時間で終了。
今回は、大阪の穴子、大船の洋食、茅野の野沢菜カツサンドの3本。
野沢菜カツサンドは、野沢菜が入っている以外はどこかで食べたことがあるような…という味がしたが、よく見ると甲州ポークカツサンドと製造元が同じだった。
欲を言えば、野沢菜の茎の部分も適当に刻んで入れておいてもらいたいところ。漬け物は、歯ごたえがあってなんぼ。


続いて大阪の穴子。冷めても味が落ちず、柔らかさもそのまま。大阪から長駆東京まで運ばれ、さらに自宅まで運ばれている間にそれなりの時間が経過しているはずだが、それを感じさせない作りになっていた。これぞ弁当の王道、である。
西へ行くと穴子の駅弁をよく見かけるが、その理由がそれとなく判ったような。穴子の弁当には不思議とハズレが少ない。
3品目の大船の洋食弁当は、雑誌とのコラボで最近出たものらしいのだが、トロトロオムライスが入っているというので半信半疑で買ってみた。
ところがどっこい開けてみたら本当にトロトロだった。卵をこのような状態で弁当に仕立て上げるとは、大した物だ。しかも、付け合わせのサラダやパスタにも程々の下味が付けられており、チキンライスも上のトロトロオムレツの味を殺さないよう、やや薄めの味付けとなっていた。
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これは最早駅弁の域を超えている。どこかのレストランのテイクアウトだ…と思いきや、当の弁当屋はかつて大船駅の構内にレストランを構えていたというから驚き。
話も料理も出来すぎている。