On the side

実家での年越しは2年ぶりになるが、特にこれといった変化はない。
朝、一家が大広間に集まっておお屠蘇と自家製お節を囲み、2011年は本格始動。朝からお屠蘇三昧となるのは毎年の事だ。二階の冷蔵庫には、昨年嫁と妹がセレクトしてきた酒が多数ストックされている。
娘にも、雑煮がうどんに入れ替わった以外は全く同じメニューが用意された。それなりに細かくは刻まれてはいたが。
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昼過ぎには親父殿は集落の年始の集まりで出かけてしまったため、娘の面倒を見つつ、東京から運び込んだパソコンを広げて一仕事を始める。実家名義の年賀状の宛名印刷だ。
毎年のことになるが、実家名義で発送する年賀状はお袋様が元旦に宛名書きを着手する、文字通りの年賀状となっていた。しかも全て人力。相応の人手がとられるため、たまったものではない。文面の印刷が専門業者への発注で昨年の早い時期に済んでいるというのに、勿体ない話だ。
宛名の打ち込みと、宛先やレイアウトなどのチェックを経て、印刷開始。宛名面だけであれば、インクジェットプリンタといえどもそんなに時間はかからない。
予め用意しておいた年賀葉書が若干不足していたが、追加調達を含めても晩飯時には全て終了。最初に一手間だけかけておけば、次回以降の年賀状は喪中葉書となった場合を含めてもかなり手間が省ける。

一通り作業が終了したが、少なくとも、実家の屋内においては私以外起きている人間はいなくなったようだ。嫁は娘を寝かしつける際に一緒に寝入ってしまい、妹は予め仕入れておいた酒が利いたとみえる。そろそろこちらも皆様に毛布をかけて回りつつ、床に入るととするか…
このサイトをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。2011年もご愛顧の程を。