アンパンマンの世界

娘詣でに来た妹のリクエストにより、横浜のアンパンマンミュージアムに足を運ぶことになった。親子連れ、赤子連れが楽しくアンパンマンの世界を堪能できるらしい。

ということで東海道線グリーン車の一角を陣取り一路横浜へ。
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到着するなり早速、パン工場やショップなどでお土産を物色する妹。そちらが主かとつっこみを入れたくなる程の散財ぶりだった。大したものだ。おそらくはこのあと程なく混雑するに違いないと予想し、買い物もそこそこにパンショップ上の喫茶コーナーで一息つきにかかる。

各自おやつと称して、文字通りのアンパンマン、カレーパンマン、しょくぱんまんにたこやきまんをそれぞれつまむ。カレーパンマンには甘口と辛口があるというから心憎い。

この店内メニューは殆どが厨房でバタコさんが作ったことになっている。んでもってデフォルトでついてくる骨スコーンは迷犬チーズ…いや、正式には「名犬チーズ」からの差し入れということになっている。なかなか凝った演…という突っ込みはナシ。
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店内の混雑具合からして厨房はとんでもないことになっているはずだが、客席からはそんな様子は全くうかがい知ることはできない。親子連れがのんびり茶をすする、の図。こちらもだったか。

一息つき終えて入口に戻ると、結構な長さの行列ができていた。いつのまにやら入口付近には、ロープの仕切りの向こうに折り返しが多数。入場制限も行われている。人類のいない世界。それがアンパンマンワールド。…のはずだが、ここにはお子様連れが多数いる。

最初にお買い物の類を済ませておいて正解だったようだ。

この列はお昼前にはほぼそのままの形で順番待ちの行列となり、場内の別の場所にあるレストランは待ち時間の長さに途中でリタイアする親子が多数出ていた。ミュージアム前のテラスでお弁当を広げる親子が多かったのもそのため…なのかは定かでない。
このような混み具合ということもあり、先にできることはやっておけの図。

妹のリクエストにより、ばいきんまんのUFO乗っ取りを敢行。書いてしまえば元も子もないが、合成映像である。最大4人乗りのばいきんUFOは少々狭かったが、実際に出来上がったDVDを見ると結構な仕上がり。後々お土産代わりに上映すると、それなりに受けは良さそう。何年か後、物心ついた娘がその映像を見たらどのような反応を示すやら。
…とまあ、娘よりも妹がはしゃいでいそうな感がしなくもない。本当の親子は誰と誰だ?

娘はというと、パトロールで立ち寄ったというアンパンマンに手を振ったり、ミュージアムの中で遊んだりなど、それなりに楽しんでいる様子。そうでなくてはここまできた意味がない。
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お昼は折角なのでレストランに寄っていけとなったが、お約束通りの行列。

順番待ちの間に交代で娘の面倒を見つつ園内を散歩していると、正門らしき場所に出た。こちらが正面玄関らしいのか、記念撮影をするお子様が多数。

お昼時のレストランの行列も、途中リタイア組が続出したこともあり約1時間待ちで昼飯にありつけた。長かったんだか短かったんだか。おかげで妹はお土産を殆ど調達し終えることができた。


一通り腹ごしらえを終えたのち、ミュージアムに入る。大人と子供の料金が一緒となっているが、お子様にはおまけ付き。
館内はアンパンマンの世界を再現したジオラマということになっているが、お子様には丁度等身大もしくはそれよりも大きいサイズとなっている。様々な仕掛けが埋め込まれているが、子供目線なら発見は容易となっているようだ。確かに、しゃがんでみるとよくわかる。いや、踏んでみたり乗ってみたりするとよくわかるものも多数。

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ギネスにも認定されるほどの登場者の多さでのおもてなしにより、時間いっぱい親子+妹でアンパンマンの世界を堪能し、妹は持っていけるだけのお土産を抱えて富山へ帰っていった。
娘もこの世界を十分堪能できたらしく、帰りの電車の中で熟睡。
…といった具合にそこそこ充実したアンパンマンワールドでの一日は暮れていった。

が、この日積みきれなかったお土産は、急いでいないのと、輸送費節約ということもあり、年末の帰省時に車に積んでいくことになった。
どれだけ買い込んだんだ…と言うくらいのお土産だ。
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それでも、浦安の鼠の箱庭に比べれば、まだましかもしれない。