Expansion

初心者サポートセンターへの電話により、お約束どおりに紆余曲折の九十九折へ突っ込んでいった感のある無線LANの初期設営。ひとまずデータは通るようにはなったが、セキュリティー設定が若干心許ないため、適宜検索を活用しつつ強化を図る。
…とはいっても乱数をでっち上げるサイトなどを活用し、暗号化の種を複雑怪奇な文字と記号の混ぜ合わせにしただけだが。
セキュリティ設定を5分少々で片付けたところで、他に変えられる設定がないかを一通り見てみる。


まず通信方式。802.11aは電子レンジと干渉せず速度も確保できそうだが、ケータイで使えない。いずれはケータイにも無線LANを積んでゆくとなると、選択肢はおのずと802.11b/gになる。802.11nも近年出てきてはいるが、そもそも足回りがADSLとあっては11b/gでも十分過ぎるくらいだ。
つづいて子機の接続制限。MACアドレスのフィルタリングとSSID秘匿である程度セキュリティレベルを強化できるらしいのだが、あくまでも補助的なものらしい。暗号化でセキュリティレベルの大半が決まってしまうようだ。
最後に無線LANの電波出力。ここが意外と盲点かもしれない。試しに現在地で拾える無線LANの一覧を出してみたところ、11件程無線LANの電波が飛び交っていたようだ。デフォルトでは無線LAN親機から最強出力のまま四方八方に電波がばら撒かれているのかもしれない。
ある意味恐ろしいことだが、それらのうち自宅を含む6件は瞬時に暗号化が解けてしまう旧規格のままであり、残りのうち1件はセキュリティ設定が全くなされていない。ひょっとするとそれは公衆無線LANのアクセスポイントかもしれないが、そんな施設は自宅最寄の範囲内には心当たりがない。
ひとまず、送信出力をフルパワー時の1/4に設定しておいた。電波の飛ぶ距離は1/16になるが、これでも自宅で使うには十分過ぎる。
かくして無線LANの整備はひと段落し、危険物たるLANケーブルは排除できたが、いずれにせよ某社の電話サポートで対応できるレベル以上のことをやっているのは間違いない。