「実況中継」カテゴリーアーカイブ

Scavenger

所用の帰りの国立駅構内での出来事。
厳密にいけば窃盗罪が成立するが、各地の駅ではリサイクルボックスを弄っては新聞雑誌を抜き取る面々をよく目にする。それが職業として成立しているのか、大体身なりと所持品が似通って見えるのが恐ろしい位だ。
この日もリサイクルボックスを弄る男がいたが、動きや身なりがそれらしくない。
隣のペットボトル回収箱に手元の空きボトルを入れに行くと、その輩の素性の一部がわかった。
子供だった。

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Pink ginger ale

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さて、娘は寝た。これからが大人の時間…と誰が決めたかは知らないが、手元のジンジャーエールがそう囁いているように聞こえる。ピンクという色、「Love mode ginger」という名前、それを開封する時間帯、全てが妖しさを増幅させている。
中身は炭酸が強めの、ごく一般的なジンジャーエールの味だったが、人目を引くのは間違いあるまい。何とも不健康な色だが。

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Yawing

ベビーカーの試運転も兼ねて買い物に出る。日に日に冷えてきてはいるが、そろそろ娘も寒さに慣らしておかねばなるまい。
帽子とチョッキを着せて外に出ると、時間帯が時間帯なのかベビーカーを転がす親子連れが多数。近所には存外に同年代の子供が多い様子。
ベビーカー自体は軽く割と扱いやすいが、走らせてみると存外に蛇行しやすく安定した直線走行が難しい。フォークリフトよろしく後輪で曲がるようになっているのが災いしている様子。

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Black soup

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思いがけず、コンビニで富山ブラックラーメンが売られているのを見つけてしまった。
半年程前だったろうか、インスタントラーメンとしてアレンジされたものが売り出されたのを食べて以来となる。
今回はゆで麺と煮凍りスープの、そのまま電子レンジで作るタイプに仕立てられたようだ。
コンビニでは温めずにそのまま持ち帰り、帰宅するなりレンジにかける。食べるならできたてが良いに決まっている。

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Immunization

十数年ぶりに、季節性インフルエンザの予防接種を受ける。高校時代の集団接種以来になるだろうか。これまでは流行株の当たり外れが大きい予防接種の効用にかなり懐疑的だったこともあり全く受けていなかったが、娘が産まれた本年にあっては周囲の強い奨めもあり久々に打ってみることにした。遅かれ早かれ、新型の方も年明け目処で打つことになるらしいのだが。
接種自体はほんの数十秒で終わったが、そこまでの待ち時間の長いこと長いこと。ワクチンが入荷するとわかった途端に周辺から希望者が続々とやってくる。問い合わせの電話もかかっていたが、その時点で来訪までに残りがあるかどうか微妙という回答となっていた。朝から随分な繁盛ぶりとなっていたようだ。

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Dark syrup

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遅い帰宅が続き、夕食をすっとばして実質的にチロルチョコがお夜食となっている。これで体がもつかは定かでないが、腸の調子は比較的良好なのが幸い。
このところきなこもちシリーズが続いていたので、最近は別のものも試すようにしている。
今回は黒蜜味のクリームみつまめ風。中の味の大多数を黒蜜が占めていたが、その黒蜜の味に誘われて、普通のみつまめが食べたくなってきた。入れたての緑茶をお供に付けて。

Maple leaf…?

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広島土産に、と紅葉型のペロティをいただく。「ペロティ」自体どのくらいぶりだろうか。寡聞にしてこの類の菓子には随分長い間お目にかかれていなかった。
プリントされた顔がかわいらしかったが、悪人は悪人らしく、豪快に、かつチョコレートが融けないうちに素早くかぶりつくとしよう。
…そういえば昔この類の菓子で、食べ終わった後の軸を適当に集めると双六またはパズルの類になるような代物があったような気がする。それこそが「ペロティ」だったかもしれない。私の記憶が確かならばの話だが。

Full bottoles

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ボジョレーの季節が到来。
今年も懲りずに国立の某酒屋まで出向き、その店が独自に仕入れた銘柄を購入。世間様で大量に売られているものとは一味違った風味を楽しむことができ、ここ数年の吉例となっている。
毎度のごとく会心の出来栄えと謳われ、今年も申し分のない仕上がりとなっていたボジョレーだが、少々困った問題が起こっている。
例年夫婦でボトルを開けていたが今年は飲み手が半減してしまった。この手の酒は、封を切ってから飲みきるまでの期間が勝負所。果たして独りで無事フルボトルを開けきることは出来るだろうか。

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#100

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ついに血の売り込みが100回目の大台に到達。
高校時代以来時に頻繁に、時にブランクを開きつつ十数年。採血直後に低血圧で倒れたことや、前夜のお夜食でドクターストップがかかったりしたこと等、一筋縄ではいかない事が多々あったが、これほどまでの期間にわたって年々厳しくなる一方の採血基準をクリアし続けたことに、我ながら驚きを感じる。
血の売り込みは一定の回数をこなすと記念品としてガラスのお猪口が贈られることになっているようだが、今回はそれに加えて特注のピルスナーがついてくるという。本人の希望を聞いてから発注し、忘れた頃にやってくるらしい。どんな代物がやってくるかは後日のお楽しみに取っておくとしよう。

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Trancend

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お試しで買い求めてきたペットボトルご一行様も終盤にさしかかってきた。
苺と練乳という組み合わせにパッケージの外見からしてもかなり甘そうな雰囲気漂うボトルではあったが、実際に空けてみると想像を越える、もしくは想像を絶する甘さが待ち構えていた。
典型的な「甘い紅茶」をそのまま具現化したような甘さの一品。これは最早紅茶を超え、スイーツとなっているかもしれない。さすがにあとをひく程ではなかったが。