Pink elephant vs golden dragon

[image]
夏の始まりの景気づけというわけはないが、某所に立ち寄ったついでに近場のレストランで一杯&夕食とすることにした。
昼間は肉屋としても動いている自家製ソーセージが売りのレストランだったが、夜はビアレストランとしても営業している様子。数あるメニューの中でもソーセージとベルギービールの品揃えは、目移りしてしまうほどの量であった。
中でも気を引いたのがそのものズバリと言わんばかりの物騒な名前のビールの数々である。ゴブリンはまだ初級かもしれないが、ピンクの象に黄金竜…極めつけはギロチン。気になって仕方がない。


ソーセージに合うことになっている比較的スタンダードな甘めのドイツビール&ベルギービールを楽しんだあと、ビール単体を味わいにかかることにした。目移りしそうな品揃えの中から今回選んでみたのは黄金竜とピンクの象の2つ。
「黄金竜」はオレンジとコリアンダーが入っていることもあってか、アルコール度10%の強さにしてはやけに甘い。4年程前に函館で飲んだビールもそうだったが、後で酔いがまわってくると予想したとおり口にして20~30分後に回ってくる酒だった。その強さからしてビールというよりもワイン。竜にしてはやたらと甘いのが気になったが、その強さは竜と呼ぶには十分。これ一杯であらゆるものが満たされたにさせてくれる全能の竜かもしれない。
想像以上に強いアルコールが回り、ピンクの象を見てみよう…としたが、ピンクの象のビールは用意されたグラスの柄とビールの銘柄こそピンクの象だったが、お供に付けたカレーが好作用をみせたのか、二乗化されたカレーの旨味と満足感を味わうことができたらしい。
「ギロチン」ビールを選択した場合に己がどうなっていたのかは、次回の怖い物見たさの材料に取っておくとしよう。
[image]