Throw up

リムネット( http://www.rim.or.jp/ )の障害発生からはや5日目になる。本館( http://whitewing.bitter.jp/ )は安定して動いており、あとは復旧作業の決着を待つばかりとなった。
自宅に戻り、プロバイダ( http://www.rim.or.jp/ )のお知らせを見てみると障害対応状況に進捗があった様子…とはいっても、大まかには「復旧を諦めて新しいディスクを設置」し「故障したディスクからは可能な範囲内でデータを抜き取り」「データは仮置き場にとりあえず置いておく」というというものである。


サポートデスク曰く、故障したディスクからのデータ抜き取りには50時間ほどかかるため、抜き出したデータは翌週明け以降随時にお目にかかることができるという。が、完全な形で残っている保証はない、とも。壊れたディスクから力業でデータを抜き取ったのだから当然といえば当然だが。
字面上は、可能な限りの対応はさせて頂いた、ということになるが、結果からするとリムネットのWebサーバーは予備なし運用となっており、データのバックアップも短時間である程度のレベルまで復元できる形では取られていなかったということである。建て捨てサーバー、とでもいうのだろうか。
データを可能な限り復旧させたとはいっても、それは今のところ仮置き場に置かれることになっている。即ち障害前の状態には、エンドユーザーが自前で戻すことになる…ここから先は予想となるが、一定期間が経過するとそれらは消される、ということになるだろう。銭を取って運用する商用設備にしてはお粗末である。
幸いにして、このサイトは手元にあったバックアップデータおよび実験用として並行運用していた別館( http://blogs.dion.ne.jp/whitewing/ )のおかげで、プロバイダ側の障害による影響は比較的軽微で済んだ。が、ざっと見回った限りではそういうサイトは稀であるようだ。
リムネットは老舗とされるプロバイダだけに年期のはいったサイトも多いとされている。その中の相当数が、今回の障害で吹っ飛んでしまうのは間違いなさそうだ。
このサイトのとあるコーナー( http://whitewing.bitter.jp/rev-a/ )もその1つだったらしいが、頻繁には更新はされていなくとも残っていることでそれなりに役に立っているとされているサイトもあるだけに、今回の障害の顛末は残念の一語に尽きる。
お知らせと並行して、利用料の明細は機械による自動処理で滞りなく送られてきた。今回の障害がどのように扱われるかは今のところ不明かつ未定だが、「障害発生~サーバー仮復旧までの1日分の返金」となるのでは、とだけ予想しておこう。それも無いような気もするが。