冬も本番になると、京王線の車内を中心に高尾山の冬そばの広告が貼り出される。新宿駅の京王線連絡口には一際大きいものが貼り出され、階段を行き来すると広告が目の前に現れる寸法になっている。烏山に住んでいた頃から気になって仕方がない。
丁度良い機会ができたので、高尾山口まで足を伸ばしてみた。
駅の出口でパンフレットを取り、山麓を歩いてみたが、まだ人通りは少ないようだ。
ケーブルカーが動いており、この期間も登ることはできるようだが、装備が心許ない。少々お昼時には早い気もするが、店へ入ることにした。

居並ぶ店が全てとろろそばを扱っていたからではないのだが、とろろそば、とろろの磯部揚げ、とろろの忍び揚げを注文…これではとろろがメインのような気もするが、ひとまず完食。
食べ終わる頃には、店が少しづつ混み出してきた。高尾山に登ってきた帰りに一息、という客が半分程だった。
時に、「冬そば」と「冬ソナ」、聞こえ方が紛らわしいのだろうか。旬をかなり過ぎた話だが。