sleazy sleazy(前編)

え~さて~(小林完吾氏風)、引っ越しを重ねつつもサイト開設から5年程経過しておりますが今更ながら事務手続き上書いておいた方が良さそうなネタをとめどなく列挙してみました。
$「White Wing 3」はどこへいったの?
「White Wing 3」なるものは存在してません。順番からいくと「White Wing 」「White Wing II」の次は「MAX Whitewing」だが、バージョン○○ってことはさほど意識してなく、本人の中ではネタこそ過去からの継続ながらも、また最初からやり直したという感触。


・・・・とまあ些か「重箱つっつきFAQ」風の出だしとなったが、1,2の次に3が来ないというのは決して不自然ではないらしい。古代人が物を数えるとき「1,2,それ以上は『沢山』」と数えていたとまことしやかに語られているのは単なるネタではないのかも。
さて、市販のカセットテープは値段と性能の低い方からノーマル・ハイポジ・メタルの3つ・・・と思えば実はそうでなく、少々目を凝らしてみるとそれぞれ「Type 1」「Type 2」「Type 4」という表記がある。3が無いのだ。
今やその陰すら薄くなりつつある(アナログ)カセットテープ。その中でも存在すら既に葬られていた、「Type3:フェリクローム(FeCr)」。少なくとも私がその辺を気にしだした頃にはその姿を消していたらしい。
何故無くなったのかは小生のような若造(?)には知る由もない、ということで少々調べ物をしてみた。以下暫く付け焼き刃式蘊蓄の時間。
カセットテープの「Type ~」というのはテープの主な材料の違いによるとか。
≫ノーマルことType 1は「酸化鉄(Fe2O3)」。俗に言う錆。
≫ハイポジことType 2は「酸化クロム(CrO2)」。
≫幻のフェリクローム・Type 3は酸化鉄とコバルト文庫。
≫メタルことType 4は錆びていない鉄とニッケルの合金。
これらは上から順に録音しやすい(録音に必要なパワーが少ない)が録音された音が劣化しやすい、という性質を持っているそうだ。一昔前までのカセットデッキではテープの種類毎にスイッチを切り替えてデッキのセッティングを切り替えるようになっていた。今は大半がカセット上面にある穴の位置を検知してデッキのセッティングを切り替えるようになっているとか。
で、「Type 3」のテープは一応ノーマル設定でも再生可能という売り文句もあったらしいのだが、特にその必要性もなかったのか、小生が気が付く前迄には世間から消えていた。何故消えたのかは未だ良く分からないが、値段と性能が中途半端だったのではないかと小生は予想している。
尤も、カセットテープ自体がMDにかなり置き換わりつつある現在このネタは百科事典の片隅に入っているかどうか、といったネタのような気がするが。(つづく)