2002年版 帰省双六(羽田空港編)

2001/12/30(日) 15:00 烏山出発。待ちに待った大都会脱出(??)の準備は万全(??) のんきに駅へ歩いていく。これから先に起ころうとしている出来事に気づくはずもない。15分ほど電車に揺られて新宿に到着。
さて、ここから富山へ行くとなると複数ルートがある。
・中央快速線に乗ると東京駅から新幹線ルート
・山手線内回りでは品川か浜松町で乗り換えて空路
なのだが、なぜか総武・中央各駅停車へ(??)どこへ行くのだ?
2001/12/30(日) 16:10 京急羽田空港駅到着。結局秋葉原・品川と乗り換え、エアポート快特早い早~いというルート。さて、昼の中継ではお約束通り混んでいた空港内部が映っていたが、今はどうだろう。既にケータイで搭乗券は押さえているが、通過にどのくらいかかるだろうか?


この後控えているのは
・搭乗手続き待ち
・手荷物預け待ち
・保安検査待ち
以上3点。利用回数を重ねるごとに検査は厳しくなっているが、手続き自体はあっという間とみた。順番待ちにかなり時間を食うかな。では、行ってきま~す。
2001/12/30(日) 17:30 羽田空港内某搭乗口前。
手続き類は、搭乗券の発券待ちで15分かかった以外はほぼ素通し。(前払いは強し?)
次の関門はお天気。天候調査の結果により・・・
・欠航
・羽田引き返し
・到着地変更(富山→小松)
・遅延
・定刻通り出発・到着
・・・といった選択肢が用意されている。何がでるかな? 何がでるかな? サイコロがないので下駄・・・もとい靴を投げるか?
富山空港は雪にはめっぽう強い。雪は降っても相当降らない限りまず大丈夫でしょう(??)
2001/12/30(日) 18:35 富山行き最終便は「悪天候の場合羽田に引き返す」つー条件付きながら定時出発となった。行き先は富山か羽田か? どこへ行くかは乗ってみてのお楽しみとなりそうだ。隣の登場口からは秋田行きがまもなく出発する。
おぉっと、ここで飛び入り情報。
富山の天候が急激に悪化したため再度天候調査になったとのこと。
「お楽しみ」は乗る前から始まっているかもしれない?
2001/12/30(日) 19:00 富山行き最終便はいまだ天候調査中。
ちなみに前の便は富山空港視界不良のため、羽田に引き返しているとのこと(後日談によるとその便は富山空港上空を旋回した後引き返していった)。ちょっとまずいかなぁ。
搭乗口前は意外にも静か。天候調査はまだ続いている。
富山空港は雪には強いがガスと雷にはめっぽう弱い。着陸をアシストするレーダー誘導装置が、空港すぐそばにかかる高速道路の橋桁が邪魔でとりつけられず、ほぼ肉眼での着陸となっているためなのだ。小松空港で着陸できる気象条件でも,富山空港では着陸できないということがしばしば。
2001/12/30(日) 19:45 富山行き最終便は欠航確定。払い戻しカウンター前には無秩序な行列が出来ている。少々荒れてますね??
さて、ここでどういうルートをとるかだが、北陸方面へ接続する最終の新幹線は20:04に東京を出る。これでは間に合いませんなぁ。加えて陸路も空路も指定席はとっくのとんまに埋まっている。ということで主な選択肢は次のとおり。
・池袋まで移動して夜行の高速バス
・上野まで移動して夜行の急行
・いったん烏山まで引き返して明日列車に立ち乗り。
・明日の富山行きか小松行き飛行機をキャンセル待ち
・正月になって陸路・空路ともがらがらになってから向かう
さてどれにしようかなということで選んだのが「上野から急行」。ここから第2幕の始まり始まり~。
2001/12/30(日) 21:05 ビッグバード地下にみどりの窓口あったな~ということで、実家と連絡を取った後に窓口へ急行。すると若干の行列が出来ていたが,以外にも短い。同じこと(空路から陸路に切り替える)を考える人はたくさんいるかなと思ったが、以外にも少ないようだ。富山行きに乗り損ねた方の大半は富山行きもしくは小松行きのキャンセル待ちにしたらしい。
数分するとどこからとなく係員のにいさんが応援に駆けつけた。しかし・・・
第2幕はのっけから波乱の予感。応援にきたにいさんのボケっぷり(?)に笑った方あり怒った方あり中には無表情な方も??
「急行」能登の切符を頼んだら、わからなかったとみえて、時刻表を開き出した。ここまでは全国どこの窓口でもよくある光景だったが、その先からがお立ち会い。
・「新幹線」のページを調べたり
・「特急」のページを調べたり
・「北陸線の富山→都内」のページを見たかと思えば(注:ここがミソ)
・「東海道線」のページを調べたり
と、かなり悪戦苦闘されていた御様子。「急行」だっつ~てんのにねぇ(:-P)
(注:その時見ていたページの真下に北陸線の都内→富山方向の時刻が載っていた。惜しいっっ!)
数分後、ようやく時刻表の中から列車の時刻を見つけ出したのか、機械に向かって打ち込みをはじめた。ところが・・・・
時刻表には「上野始発,長岡経由金沢行き」となっていたはずなのに
・東京始発や品川始発に設定したり
・越後湯沢経由にしてみたり
などなど、傍から見えた操作画面には試行錯誤のあとがたっぷり。ここまでくるとやけくそで思いつくだけの選択肢を試しているようにも見える。試行錯誤のあとを見ているうちに、切符の発券機(かつてのバイト先にもあった)が自分でも動かせるような気がしてきた。
その間にも待ちきれずに列を離脱する方々多数。たまりかねたのか、偶然私の後ろにいた「時刻表に詳しそうな方」のアシストに入り、15分程の死闘の末ようやく発券にこぎ着けた。いや~お疲れ様。後で振り返ると、列は倍に伸びていた。
頑張れ、新人(っぽく見えたにいさん)!
ところで、これだけ待っている間に最寄のJRの駅へ移動して切符を買えたような気がするんですが,それは気のせいでしょうか?(つづく)