決戦は?曜日(前編)

『のっけからボケボケ』
就職活動っちうのは面倒くさい。できるもんなら省略したいものだが、現実はやっぱり甘くはない。どうせなら限りなく省略に近い・・・・そうだなぁ、一発必中あたりに・・・などと考えながら、研究室のOBが行ったところを中心に検討を始めた。だいたい2月頃である。
ところがぎっちょんちょん。そんなところへ実験が入り、丸々1ヶ月近くそっちの方へ神経を移動させていたら・・・・いつのまにやら応募受付が終了しておるではないか。


ぐわぁぁ~ん
その日の夜、そのネタで友人と電話をしていたのだが、まじであせった(電話の相手が)。ちなみに、こたびの電話相手は不幸にも(?)2月くらいまで就職活動が長引いてしまった苦労人である。その一方で、私の回りには「ほっといてもどうにかなるだろう」と言う人や、「就職活動省略できたら・・・・」という賭をする者も多少・・・・・。
そうして突如就職活動(らしきもの)が始まった。
とはいえ、就職活動には大学毎にいろんなスタイルがあるらしい。俗に言う自由応募のみで勝手にやっとくれというところもあれば、OB・OGからお誘いの電話がひっきりなしにかかってくるっつーのもある。で、こっちは・・・というと、ほとんど学校推薦のみだとか。応募やら交通整理やらの大半を学校経由で行うスタイルになっている。
報道ではもう就職戦線がピークを過ぎたっちう話がさかんだが、こちら信州では全く動く気配なし。就職担当へ問い合わせてみたところ、「4月になんないと始まらない」だってさ。
『ようやく発動』
年度が変わり、ついに就職活動もスタート。企業の方から求人票が続々と押し寄せる。学内でガイダンスもあることはあったのだが、全体としてはまだまだエンジンのかかりが遅め・・・・・かと思いきや、希望先アンケートの締め切りと同時にあらかた決まってしまわれた。大半の所は倍率1倍であり、そういったところへ向けて推薦状がポンポンヒーラヒラと飛んでいかれた。
しかしというかやはりというか、みかかの子供(仮称)や日の丸電機(仮称)といった人気のありそうなところには希望が集中した。こういったところはこのあと少々調整をすることになる。事実上予備面接ってところもあった。
このたび我輩が所望したところも人気があった・・・のかどうかは知らないが倍率は1倍を越えた。その会社は人事部長殿直々のお出ましという力の入りっぷりだったのだが、人事部長殿を交えて学校で話をすすめる内に「絞り込み前の施設見学」をする事になってしまったのである。(つづく)
Rec:2000-05-26/Mix:2000-07-25