PCC顛末記(前編)

なんだかようわからんが、「PCカンファレンス」の本番がやってきた。準備に人手が集まらず、と~っても手間がかかったのだが(「夏バテ」参照)、果たして本番は・・・?
企業の展示ブースもあったのだが、そちらの方は企業の方々が勝手にやっていらっしゃるようなので、どうやらメインになるのは「コンピューターを使った教育」をテーマにした研究発表らしい。でもって、これから参加者に配る大入り袋(?)を作る。その中身は
・発表の予稿集


・日程表
・市内の案内
・論文書きに使えそうなソフトの体験版
・市内観光の割引チケット
などなどであるのだが・・・・予稿集がとてつもなく分厚い。当日研究発表を行う人数は半端じゃあないらしい。そういえば、当日用意する弁当の箱も6~700位はあったなあ。キャンパス人口の1/3位に相当する。
あんまり人がいね~なぁということで、かき集められるだけの人をかき集めて袋詰めを行ったのだが・・・・
袋詰めをしたその日の夜、日程表にとんでもない誤植があることがわかり、急遽修正シールを貼ることになってしまった。
・袋の中から日程表を抜き取り
・誤植のある部分を見つけだして
・修正用の細かいシールを貼り
・袋の中に戻し
・最後に袋の総数のチェック
という、と~っても面倒くさい作業で夜はふけていき、当日を迎える。
そして当日、うだるような暑さの中本番スタート。開会式のようなものはなく、朝からいきなり研究発表が始まった。
我輩の担当は、発表に使う機材のセッティング。とはいっても、発表を行う人が各自持ち寄ったノートパソコンをプロジェクターにつなぐだけである。司会の方は場慣れしてそうな先生が受け持っているので、あとはセッティングのみ。至って簡単・・・
というのはPC/AT機だけの話で、Macのノートを持ち込まれた場合はちと面倒になる。大学では、意外とMacが幅を利かせているらしい。最近出たやつはPC/AT機と同じ要領でできるものもあるが、たいていは2~3個ディスプレイの変換ケーブルを通し、ちょこまかと設定をいじくってようやく接続できるといったようになっている。
ところが・・・
Macのノートというやつは結構ひねくれているものがあり、接続されているディスプレイの種類を自動判定する機能のおかげでプロジェクターに画像が送れないものや、途中でプロジェクターとの接続を勝手に断ち切ってしまうものもあったりする。
が、その辺をのぞけば特に異常も起こらず、発表の間の休憩時間以外は結構暇だった。実質仕事は機材のセッティングとお客の入りの集計だけで、それがすむと発表の中身をみてちょっくらお勉強としゃれ込んでいた。いや、その位しかやることがなかった(?)。
いや、ドタバタは別のところに用意されていた。研究発表とは別の会場でWebを作ったマルチメディア教材制作の体験実習があるのだが、いかんせん音がガンガン出るモノをつくるので、一斉に音を出されてはたまらないため、急遽イヤホンを30個用意することになったのだ。
しかし、発表の機材セッティングが暇とはいえ、いつ何時異常が発生するとも限らないので(特にMacのノート)、現場を離れるわけにもいかん。おまけに電気屋やホームセンターにはどれだけ店の規模が大きくても、イヤホンなんて6~7個在庫があれば上出来ということもわかってしまった。
そこで手の空いている人を使いっ走りに出して、細々とした指示はメールで出すことにした。こんな時こそ携帯のメール機能は役に立つ。1通たったの5円なり。
ということでこちらは労せずして時間ギリギリ・催促のchop食らう寸前ながら数をそろえることができた。そして再び元の仕事に復帰。(つづく)
Rec:1999-8-14/Mix:1999-8-15