ぐるぐる-如月に廻り廻れる吹雪かな-

2月はいろいろな意味でぐ~るぐる回った月だった。
・ジャイアント馬場死去のニュースがあったり
・ジャンボ鶴田が引退したり
・卒論の仕上げで缶詰になったり
・久々にテレビを見たら織田裕二がIDOのCMに出ていたり
などなど。竜宮城から帰ってきた浦島太郎のような気分である。
『G馬場死去』
研究室でメールの整頓をしていたときのことである。そのメールの中に・・・
複数のメーリングリストで「G馬場死す」との情報が飛び交っております


というのがあった。同じ様なメールがさらに何通かあったので、急遽Infoseekなどを使ってG馬場のいる「全日本プロレス」の公式サイトを掘り出して見に行った。
メールの中身は本当だった。でらがび~ん(名古屋弁?)。
こういったニュースはいつもなら真っ先にテレビか新聞のニュースで知るのだが、ネット上で知ったのは初めてだ。ニュースでやっているようなお決まりのスタイル(○○さんが今日死去しました。享年○歳でした)ではなかったので、驚きも心なしか大きいような気もする。
このニュースは街ではもちろんのこと、ネット上でも飛び交っていた。そのころに、とある投稿ページで「G馬場にはクローンがいる」というネタが投稿されていたのだが、これがちょっとした波紋をよんだ・・・というよりも、どこぞのニュース番組が「非常に不謹慎」として
・ガセネタだらけ
・アダルト画像の山
・犯罪の温床
という「インターネットに対する評価の王道」をまくし立てるのに使っていた。
『J鶴田引退』
あれからまだ1ヶ月も経っていないのだが、またニュースがやってくる
「ジャンピングニーッッ!!」
で知っている人も多い(?)、豪快な戦いっぷりのあのお方の引退である。
その昔、まだ若かりし頃によくプロレス中継を見ていたのだが、登場する選手たちの中でJ鶴田選手は最も印象に残っている。
お決まりのように過去の名勝負が放送されていたのだが、ジャンピングニーといい、投げっぷりといい、やはり豪快だった。数年前まで第一線で試合に出ていただけに、もう引退なのか・・・などと呆気にとられている。
GとJ、この2人の戦いっぷりが拝めなくなるのはちーとばかし寂しいなぁー。
『缶詰』
いつもなら、ニュースの類はTVか新聞で仕入れているのだが、ここんとこはネット上で仕入れるニュースの方が多かった。というのも卒論の締め切りとその発表会が立て続けにあったため、お約束通り半分徹夜での追い込みである。
発表直前の付け焼き刃なので、当然はかどるはずもなく、実験用のパソコンはすねてしまわれた。研究テーマもこれまでに2転3転当たり前。ほんの少しだけ成果のようなものは出た・・・かな?
しかし、私はまだましな方で、発表前日に発表用原稿の全面書き換えを命じられたり、面接と称して全く関係のない無駄話につきあわされたりする人もいたりする。
だが上には上がいるもんで、とある先輩はかつて発表会前日に研究テーマの変更を命じられ、1日で1からやり直すことになったといふ話をしてくだすった。
そんなこんなで発表会当日。半徹で仕上げた資料からは、小難しい数式をほとんど外すことができた。が、肝心なことを資料に入れていなかった(苦笑)。
最終提出までに補強しておかねば・・・。
ぢつは、卒論には締め切りが設定されているのだが、これはあくまでも成績をつけるための「仮提出期限」だったりする。最終提出には期限なんてものはなく、某教授のお気に入りの文体と形式を完璧に満たすまで提出と突き返しを繰り返す。論文に載せる研究内容はどうでもよかったりする。
『浦島TV』
発表会の頃は、学科のワークステーションが空いている夜を中心に研究室にこもっていたので、ほとんど昼夜逆転か徹夜だった。というわけで、TVの画面をまともに拝むことはなかった。家に帰っていつもの癖でニュースを見ようとテレビをつけてみても、見えるのは砂嵐。よくて通販の番組である。
G馬場死去のニュースをメールで知ったのもこのためで、J鶴田引退のニュースも、録画しておいたビデオに偶然入っていたものだった。
卒論が一通り仕上がり、ようやくつかの間の休息が訪れた。久しぶりにテレビの画面をまともに拝めたのだが、そこで私は浦島太郎の気分を味わうことになる。
あれ?この人少し前までDoCoMoのCMに出てなかったっけ?
IDOのCMに「DoCoMoの織田部長」が出ているではないか。このことは周囲でも一時期ちょっとした話題になった。IDOのサイトでも正式発表されている。思い切ったことをやってくれたもんだ。
このほかにも様々な出来事があった2月であった。
如月に 廻り廻れる 吹雪かな
なんちって。
Rec:1999-2-27/Mix:1999-3-1