In a travel story

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娘のバースデーケーキを取りがてらに立川駅近くに行ってみると、ホームの一角がちょっとしたお祭りになっていた。青函ルートの日常運行から引退して以降、東北など北日本を中心に各地を巡る「カシオペア」が信州を回った帰り道がてらに中央線を走っているというのだ。

中央快速と特急の妙な隙間の時間に、カシオペアはやってきた。先頭の機関車はいつもの中央線貨物と同様ではあるが、その後ろは10年以上前に乗って以来となるカシオペアそのものだった。

ゴテゴテとしたパッケージ旅行のオプションのない、シンプルな、目的地までの車内の時間を久方ぶりに楽しみたいのだが、七つ星や瑞風、四季島などの高額商品が続々と現れる昨今は、「ちょっとした」クラスの贅沢を手軽に楽しめるご時世ではなさそうだ。