刷毛で描いたような雲の浮かぶ夕暮れの下に、ねぶたが勢揃い。
間もなく「羽衣ねぶた祭」点灯の時間。
・・・東京で? 立川で? 最初見た時はそう感じた。
カウントダウンとともにそれぞれの山車に灯が入る。
頃合いよく夜もふけ、ねぶたの明るさと彩りが一掃引き立つ。
街の一角にある料理店の出身でもある青森県黒石市との地域ぐるみの交流がきっかけで始まった「羽衣ねぶた祭」。
当地からやってきたねぶたとこの街のねぶたが15年目の今年も涼しい夜空を暑く焦がす。
そんな中で沿道では地域の物産展が開かれており、立川の姉妹都市である大町からの物産を扱ったお店でりんごどら焼きと破砕帯(注:糸魚川静岡構造線等の断層地帯の一角にある、砕けた岩石の多い脆い地盤)の湧き水とのふれこみの地サイダーをいただいてきた。
あとはビールのお供にやってきたコーヒーピーナッツも。