Overturned

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出発前に読んだ新聞のコラム欄にあった、きかんしゃトーマスの「じこはおこるさ」に触れた記事は何かの前触れだったのだろうか?
走行中、目の前で豪快な事故が起こり、助手席の嫁に非常電話で通報に行ってもらった。

黒部をから更に西へ走行中、やたらと勢いよく煽ってくる金沢ナンバーの外車と、その車をさらに煽っている京都ナンバーのバンを見送ってから約30秒後、前方のトラックの陰から豪快に道を転がるバンが見えた。どこぞのアクション映画よろしく破片や土煙のようなものを撒き散らし、2~3回転位はしていたかもしれない。


こうなってはぼやぼやしていられない。人命救助よりも、走行中のこの車を安全に止めるのが先だ。
ハザードを点滅させつつ、周囲の車の様子を伺いつつ、ブレーキの利き具合にも適当に注意しつつで破片の類を踏みつつもひとまず路肩に停車。幸いにして横転した車以外には当事車両はなく、追突の類も無かった由。これこそ不幸中の幸い。
車を停めたらほっと一息つきたくなるが、そうも言っていられない。事故車両は1台だけだが、対向車線にも破片の類が飛び散るなどしており、派手さは十分にある。あっという間に上下線に渋滞ができた。
早速と嫁が110番を試みるも、車中で鞄から取り出そうとしたケータイを落とすこと数度。目の前であれだけのものを見たのでは無理もない。
…通報の目印となりそうなキロポストがないかと周囲を見渡すと、キロポストではなく非常電話が目に入った。あれならNexcoの管制直結であり、かつそれ自体が事故の大まかな位置を教えてくれる。通報の時点で事故から数分が経過していたが、嫁の通報が第一報となった様子。
こんなとき、固定電話は強い。ケータイからの緊急通報は、そのシステム上、位置の特定に若干の時間を要する。