Le freak (2011, part7)

当初は2日続けて出向くつもりはなかったが、福井のソースカツ棒が京王百貨店の駅弁祭りに登場との報を耳にし急遽買出しに出向く。しかも開店前から。

当日の朝、頃合をみて出発し会場に出向くと、開場30分前の時点で入口エレベーター前に少なくとも50人位は並んでいた。
30分待ちというのもどうかとは感じたが、結果としてはまだまだ早い方に入っていたようだ。程なく長蛇の列で京王百貨店周囲の通路は埋まってしまった。
長いとも短いともつかない行列の中でさんぴん茶で暖をとりつつ、音楽を聴いたり記事を書いたりしつつ、少し周囲の状況を見る。


いずれも整理券や入場制限を伴う売り物だが、ある者は峠の釜飯を目指し、またある者は各地から輸送されてくる駅弁コーナーを目指している由。程良く狙い目は分散傾向。
ともすると、この並び位置なら狙えるかも…と思い立ち、行列中の立ち話で連日開店即完売という話の、新幹線容器の駅弁を当初目標のソースカツ棒より先に狙ってみることにした。
見たところ新幹線容器の駅弁は軒並み中身がお子様ランチに近い。うまくいくと娘の昼飯も調達出来る…と予想。
開店から3番目くらいのエレベーターに通され、会場に到着するなりお目当ての列に陣取る。列は会場近くの階段に誘導されており、かなり下の階まで伸びているのが見えた。
数分待つと、昔ながらの駅弁の売り子スタイルで係員が整理券を配りにきた。幸いにして、まだ残りはあったようだ。
あとは順番に売り場へとゆっくり進み、整理券と品物を引き換えるのみ。
その後、予定通り福井のソースカツ棒を仕入れ、吉例に従い赤福茶屋で一息ついて帰途につく。帰宅時点で開場から30分程が経過していたが、整理券もソースカツ棒も見事にはけた様子。早過ぎる。
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かくして我が家にも博多と八戸から新幹線が来着。
蓋を開けると、どちらも事前情報通りほぼお子様ランチの定番食材が詰め込まれていた。博多のさくら弁当のご飯が 「かしわめし」ベースになっていた以外は潔く地元の食材や名産品を高速で振り切ってきたとみえる。
殊に八戸のはやぶさ弁当はお子様ランチに徹しているのか東北の駅弁にしてはかなりの薄味で青森のかけらもない。それが要因かは定かでないが娘にとって塩加減が丁度良かったようだ。