昨夜の帰り道、首都高の橋脚にごみ袋が数袋立てかけてあった。大きさもさることながら、オフィス街の一角とあってかなり目立つ。
随分と大胆な不法投棄…に見えたが、よく見るとそのうちの一袋から足が出ている。紛れもなく人の足。遠目には動く気配はない。
よもや投棄ではなく遺棄されたものでは…という気がして一瞬背筋に寒気が走る。先月、目の前で人身事故の瞬間に行き当たったばかりだが、今度は事件…になるかは近づいてみないとわからない。
ケータイ片手に慎重に近づいてみた。
相変わらず袋は動く気配を見せなかったが、さらに近づいてみると半透明の袋越しに人の頭。更には微かに鼾…袋の中身はホームレス、とでた。
袋の中身が事件の類と関わりが極めて薄いことがわかり、ケータイを鞄に戻してその場を離脱。これで一息つける。
翌朝、出勤ついでに再びその場所を通ると、『袋の中身』が一夜を明かした袋をきれいに畳んでいた。
その後何処に行ったか…までは関知していない。