#99

この日は99回目の血の売込みの予約を朝イチ10時半に入れていたが、それに先立ち昨日の棚の入れ替えの続き、とばかりにこれまで昨日撤去した「紙棚」の隣にある本棚の中身の移し換えを敢行。血の売り込みの前は食べ物、運動共に節制しておくのがよいことを経験上何度も学んでいるが、部屋からモノが目に見えて減ることによる開放感への欲求が勝った。
本棚代わりに使っていた3段ボックスも、ここ10年の間に何度と無く行われた引越し(長野市内の引越し→市ヶ谷→千歳烏山→那覇→千歳烏山→現住所)の度に解体と組み直しを経てきた、ある意味歴戦の勇者である。「紙棚」程ではないが、寄る年波ならぬ書類の重さの前に結構な歪みを生じている。いずれ頃合を見て何らかの手は打たねばなるまい。


…といった大掃除もどきのことをやっているうちに、時間が来てしまった。
小走りで呼吸を整えつつ血液センターに入り、99回目の血の売り込みを何事もなく終えた…はずだったが、受付から返却された登録者カードに印字された「次回成分献血が可能となる日付」は11月の表示となっている。
対して200mlと400mlは今月末には可能ということになっている。
少し休めという意味なのか、はたまた全血を差し出せ、という意味なのか、真意は謎だ。