某社関係者の方から、芝浦の工場に「公園以外には出られない駅がある」という話を聞きつけ、海芝浦駅まで足を運ぶ。電車を乗り継いで、昼下がりに到着した。
線路自体が工場の引込み線のような具合に工場へ入り込んでおり、ホームの出口はすぐに工場の通用口となっていた。ホームが海に面しており、その気になればホームや公園で釣りができる立地になっていた。今日はそういう人たちはいなかったが。

通用口の脇には公園があり、大きめの公園によくある風力発電の風車がまわっていた。つつじが植えられていたり、つばさ橋やベイブリッジに運河を渡る船なども拝めるなど、そこだけ見れば工場の敷地内とは思えない光景である。
工場の従業員や一目で鉄道ファンとわかる人たちは存外に少なく、親子連れや夫婦などのお散歩気分で立ち寄ったような方々が多かった。横浜・川崎からの距離感からしても手ごろなお散歩コースらしい。