Declare dead

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実家のガレージ取り付け口に、小型のマンホールらしき穴が開けられていた。
下水道の取り付け口「公共ます」である。これができると下水道の共用開始も近い…が、それは古い家屋への実質的な死刑宣告を意味する。
合併浄化槽を入れている住宅であれば、在来の浄化槽を廃止して排水の流れ先を切り替えるだけで済むが、この近辺は紆余曲折を経て下水道が先延ばし先延ばしを繰り返しとなってきたこともあって浄化槽自体導入している家=トイレが水洗となっている家は3割に満たない。


下水道圏内に入った住宅は、その供用開始から漏れなく3年以内に生活排水系を下水道に対応できるよう改造することとなっている。早い話、水周りの全取替えである。
しかもこの「改造」はこれまで浄化槽を使っていた住宅には結構厳しい。これまでは浄化槽経由でそこらへんに放流しておけばよかったが、共用開始後は下水の行き先を浄化槽から下水道に切り替えた上で浄化槽を廃止することとなる。3年の猶予があるとはいえ、地面に眠っている浄化槽を撤去するとなると、結構な大仕事になりそうだ。
そもそも実家には浄化槽すら入っていなかったが…