軽井沢からの帰りに、学生時代に何度か行ったことのある定食屋「源太」に立ち寄る。その店では信州の郷土料理「山賊焼き」の定食を出しており、来店客のお目当ては十中八九山賊焼きだ。
私の記憶が確かならばその店の山賊焼きの定食は普通盛りでもステーキ肉１枚分相当の肉とてんこ盛りのキャベツが出てくる。大盛り、特盛りは言うに及ばずである。
注文から程なく、揚げたての山賊焼きがキャベツ共々盛られて出てきた。約10年振りのご対面となるが、ボリューム感といい、同種の店のものよりも薄めの味付けといい、香りや歯ごたえといい、当時そのもの。

…豆腐と果物の付け合せに大根漬けとゆで卵が追加されており、当時よりも少々豪華になっていたようだ。休日の夕方ながら、その店はいつものように７割方埋まっていた。