Winding road(upslope)

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曲がりくねった道の先に 舞っているいくつもの小さなカーブ。
今夏の帰省はいつもの中央道~安房峠~神岡~富山のルートからは変えて、関越を月夜野ICで降りて三国峠越えを選択。この峠道は国境のトンネルを越えただけで路面状況ががらりとかわるという嘘とも本当ともつかない話が実しやかに語られているが、群馬県側はかなりのうねりに加えて、路面も適度に荒れていた。


三国隧道手前の除雪ステーション脇にあるクロソイド曲線の碑。これが今回の帰省往路のマイルストーンの1つである。高校時代にとある書物に載っていた件の碑が、社会人になって以降の実家との往還行程上の手の届く範囲にあると知り、一度拝んでおきたくなった代物である。
X = Y = A * sqrt(π) / 2
何気なしに走っている道路からジェットコースターまで、ありとあらゆるものが「クロソイド曲線」をベースに作られており、おかげで大半のカーブはやんわりとハンドルを切っていけばそれなりにカーブを曲がることができるようになっており、体にかかるGもやんわりとした変化となっている。この峠道はクロソイド曲線の適用第1号であるが、登り切るまでには大した違和感を感じなかった。これまでにクロソイド曲線やその進化形にそれらの合わせ技を多数練りこんだ信州の峠道に慣れてしまっていたからに違いない。
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新三国トンネルをぼちぼち掘ろうかという話もあるが、こちらの峠道はどうなるだろうか?