毎年恒例となった土用の丑ではあるが、今年はというか、昨今の食に纏わるひと悶着の影響はここにも現れていた。もともと単価が高い代物なので値段はそんなに気にならなかったが、国産鰻がコンビニにも進出していたのである。コンビニで合計1000円以上になることは比較的あるが、単品で1000円以上というのはなかなかお目にかかれない。買わなかったが。
今年も、鰻は蒲焼ではなく白焼きにした。こちらの方が鰻らしい味と香りがよく出ており、じっくりと味わえる…のだが、昨今の流れの影響なのか白焼きにもあまりお目にかかれていない。地域によっては期間限定ながらも半数が白焼きになるという話も耳にしてはいるが、自宅近辺にあっては「レアもの」なのである。今晩あたりを最後に、今年の白焼きのごく短いシーズンは終わりを告げるかもしれない。