Needless labor

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梅雨明け。一足先に気温は上がり、草丈は伸びるばかりである。
世間様は某電気鼠と共に夏休み気分らしいが、もうそろそろ実家は草刈の頃合…ではあったがフォークリフトの教習で延び延びになってしまった。予定が定まった頃には既に富山への陸路は予約で埋まってしまっている。今回もまた空路ではあったが、昨今の原油高に煽られて若干空席が残っている様子。おかげで発着の搭乗口は羽田の端まで追いやられた様子である。


利用するたびに空港内での所要時間が増えているような気がする今日この頃。
空港に到着してから手荷物検査場に至るまでに駆け足でも5分。検査場から搭乗口までが込み具合にもよるが移動時間のみで5分。搭乗手続き終了から搭乗までが書類上でも約10分。実際には搭乗口前に無秩序な列ができるので、機内に入って座席に到達するまでにはもう少々時間がかかる。さらには駐機場を出てから離陸するまでの誘導路も混雑しているのでさらに上乗せがある。
ひとまず搭乗開始となるであろう時刻の15分前に搭乗口に到着し、一息。
…そうして時刻となり、飛び立った…まではよいのだが、今回の飛行経路は特にこれといった気流の乱れはないはずなのに遠回りの経路が選択された。
普段であれば富山行きの便は、羽田から松本市上空を通過し、一旦富山湾上空に出て180度ターンし、北側から空港に入り着陸する。富山空港は滑走路南側に駐機場が設けられているので、北側から滑走路に入ると減速してそのまま駐機場に入ることができるようになっている。
が、今回は松本市上空から富山湾上空へ出るところまでは従前通りではあったが、富山湾上空で180度ターンをそこから一旦空港を通り過ぎて空港南側で再びターンし、滑走路南側から着陸。着陸後もさらに滑走路北端で180度ターンしてから駐機場周辺まで走っていた。
特に気流の乱れがあった場所はなく、羽田周辺も富山空港周辺もこの上ない晴天であり、地上は強風が吹き荒れていた様子もない。富山発羽田行きの便のような、米軍横田基地周辺を避けて飛ばなければならないような制約も聞いたことがない。
陸路ほどではないがそれなりに富山行きの空路も利用しているだけに、今回の遠回りの飛行経路はかなりの謎が潜んでいそうな感触。
少なくとも、こんな飛び方をしていたのでは益々ジリ貧高上がりになりそうな気がするのだが。
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