2007年5月の検索キーワード

久しぶりに検索キーワードの逆探知である。
5月分のアクセスログについての分析結果となるが、大まかな傾向としては、大きく3ジャンルのキーワードで結構な割合を占めており、一番多いのは「CDMAういっす Rev.A( http://whitewing.bitter.jp/rev-a/ )」におあつらえむきの、ケータイまわりの技術的なキーワードである。「ハイスピード対応機種」が世に出始めているからか「FOMA」で検索してもこのサイトにたどり着けるようになったようだ。


この他に多いものとしては、「なすとしめじ 炒め 作り方」「コーヒー焼酎 作り方 挽」といったレシピの検索や、「セーラームーン エロ」「自然派エロ」といった明らかに大人の世界と思われるキーワードも目立った。この2つは前回までは比較的目立たなかった、もしくはあまり気にならないくらいの出現頻度だったかも。
ここから先は個別にツッコミなどをば。
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「iPod shuffle 充電 所要時間」「ipod shuffle 再生位置 リセット」「ipod suffle USB 接触不良」
こんなキーワードが並んでいたが、相当困っているのだろうか。私もひょんなことから転がり込んだipod shuffleを使っているが、ituneに連結すると再生位置がリセットされる事象だけはどうにかならないものか。比較的安定した動作とシンプルな使い勝手は気に入っているが。
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「2次会 ケーキ入刀 タイミング」「サッカー好き 披露宴」「ビデオレター 余興 案」
June brideの本番が近いからなのか、披露宴の進め方そのものや出し物の情報集めに頭を悩ませ、このようなキーワードでこのサイトにたどり着いたケースも見られた。「大都会( http://whitewing.bitter.jp/metro/ )」に書きとどめた記事が役に立ってくれるとよいのだが。
しかし、このサイトには「結婚を決意させるには」という問いに対する答えは掲載されていない。おそらくはかなり真剣に悩んでいるのではという気がするのだが、不覚にもこのキーワードを見た瞬間、吹き出してしまった。
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「セーラームーン エロ」「自然派エロ」「sex勝負」
ダイレクトに大人の世界を想起させるキーワードも一定の比率を占めていた。
文章には人となりがにじみ出ることがある、という話を耳にすることがあったが、何かの拍子にそれらが全面に押し出されてくるのか…は今のところ不明。
昨今はどこに大人のエキスが隠れているかわからない。「マグマのごとく」って何かの作品のタイトルだろうかと思い、そのキーワードで検索をかけてみたところ、実は大人向けのDVD作品だった、なんてこともある。ギャー。
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新しい発見も多数用意されている様子。
「酒 緊急調整区域 大阪」
特定地域内の営業や店舗数などに規制を加える「緊急調整区域」の制度だが、てっきりタクシー向けの制度と思いきや、酒屋の分布にも酒税法で規制がかかっているとは驚き。薬局の距離制限が憲法違反になったというのはその筋では基本の基本の一部となっているが。
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「株式会社 四次元 へっぽこ先生」
数年前に何かの番組の投稿でネタになったこの単語群だが、いまも健在のアパレル業者の様子。湘南新宿ラインに乗っていると、原宿駅の皇室専用ホームからちょい新宿寄りのところに「へっぽこ先生」の看板をベランダに掲げた建物がある。あれのことかな…?
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「スクリーンセイバーガンダム」
何かと思い検索をかけてみたところ、ガンダムを素材にした手製スクリーンセーバーを配布するサイトが多数釣りあがったが、それとは別におもしろそうなサイトも釣れあがった。「Words Junction( http://www.wordsjunction.net/ )」という、2つの単語を融合させて答えを出そうというサイトだが、そこで引用されていた
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない。(ジェームス・W・ヤング)」の言葉がやけに含蓄深い。
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「ダイヤモンドはベンゼンに溶けるか」
無茶苦茶に見えたが、ちょっと興味をそそられる。ダイヤモンドは炭素の固まりであり、相応の高熱で融けて蒸発してしまうのはその筋ではよく知られているが、薬品への耐性はどの程度のものだろうか。試してみたい気に駆られるが、素材に相応の費用がかかるだけに躊躇。
「チオシアン酸カリウムなどという青酸カリ」のような物騒な代物はとてもとても扱えない。
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「すばらしきこの世界 藤原」
7年ばかり前に「当サイトの逆探知」をさらに逆探知したサイト( http://www.mars.dti.ne.jp/~hirok/sekai/ )があったが、サイトの主による逆探知( http://www.mars.dti.ne.jp/~hirok/sekai/bou/bou315.html )は継続して続いているようだ。
昨今は記載した記事が各所にて取り上げられて祭になったり火祭りになったりすることもあるという。定期的に自サイトをキーワードにした検索を行ってみるというのも自らを守るためには必要になってくる…かもしれない。
試しにとこのサイトに関連しそうなキーワードで検索をかけてみたところ、どういうわけだか「ふたりはプリキュア」なる女児向け番組が釣りあがるパターンがあったようだ。驚き。
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そもそも自前サイト( http://y7.net/gfujip )でアクセスログを記録・保存しているのは大きく2つの目的があり、1つは「不正アクセスに対する対処や記録保持」もう1つは「リンク切れとCGIエラーのの早期検知」である。ログの取れないサーバほど恐いものはない。
実際にアクセスログの分析でSPAM書き込みを未然に防いだり、サイトの工事に伴って生じたリンク切れを発見できたりと、アクセスログは維持管理にかなり重宝しているが、使いようによっては人の行動がまるまるわかることもあるなど、危険な側面も持つ。このサイトの検索キーワード探知はあくまでも忘れた頃に言葉そのものを楽しむ程度にとどめておきたい。
一通り解析が終わったところで「ジン トニックウォーター パイナップル」で一杯やるとしよう。