Take a peek

帰り道の話。
いつものように始発駅の車中で発車を待っていると、どこぞの怪しげな新興宗教団体にいそうな、少なくともまともな職に就いていない、もしくは就けていない雰囲気を漂わせる痩せこけた男が入ってきた。車中に入るなり、辺りをきょろきょろ見回した後、こちらを見る。
暫くすると、さらに近づきいて隣の方が開いている週刊誌を覗き込む。明らかにまともな行動ではないと確信したその直後、当の隣の方に週刊新潮を呼んでいることを確認するや、袋の中から取りだした、何かのコピーを渡してそそくさと車中から立ち去った。一連の行動に拍子抜けすると共に、気味の悪いものをおぼえた。


当の紙だが、実名報道について論じる聖教新聞のコピーだった様子。週刊誌やスポーツ紙の類は全く読まない故に両者の間に何があったか知らないが、随分暇なことをやっている輩がいるもんだ。