所用で国立駅前を通った時の話。
大学通り入り口の歩道で、やたらと賑やかな一角があった。国立市議会で一人会派で奮闘中という謀議員の名前入りの幟が立っているところを見ると、近々予定されているという選挙に向けた事前運動の類のようにも見えたが、チンドンよろしく楽器演奏を行う等、少々毛色が違う。普通の議員の演説の類であれば、国立駅前に限ったは無しではないが駅改札口真正面に堂々と直立しているはず。
この近辺では、統一協会やソフトバンク等、胡散臭そうな集団が駅事務所や交番からは見えにくい一角を選んで宣伝ブースを構えるという妙なお約束がある。かのご一行様も駅事務所や交番からは死角となる一角に陣取っていた。宣伝内容に胡散臭さを感じたのはよくあることだが、それだけならまだよい。

電動車椅子２台で歩道を塞いでのビラ配りというのは反則ではないだろうか。電動車椅子は生活を便利にする道具であって、歩道を塞ぐ免罪符ではない。
今日に限っては、車椅子を見る目がかなり冷たくなった。
折しも現場は販売活動の類を禁止する内容の立て看板のすぐ隣である。