ケータイ遍歴

最初っからとことんau(IDO)で通すの図…


508G

学生時代は寮にいたこともあり、固定回線とは無縁だった。
寮には当番の取り次ぎ電話と公衆電話があったが外出していることも多々あり、音信不通になることも。そこで「携帯電話」を持つことになり、どこにするか… 通話エリアと料金が適当につりあっていたIDOにした。ま、当時の通話エリアからするとDoCoMoかIDOの二択だったが。
当時としてはかなり強力な方に入るであろう割引サービス「Only you」の存在も大きい。

これは全国で割引が効く(始めの頃は発信者が関東か東海にいる時限定だったが)。同業他社の割引は、通話相手も含めて関東にいる時だけ、といった具合にエリアの制限がきつかった。
その辺に詳しい方が手近にいたのは助かった。
機種は店に在庫があったものから選んだが、何故かカラーはピンク…林屋ぺーか。
暫くしてド派手なラスタカラーの山本寛斎モデルが出た。待ってみてもよかっただろうか。

531G

一年半程経過し、電池が蔕ってきたこともあり、機種変。
フリップ式の機種も選択肢にあったが、画面かまよさそうな感触がしたためこの機種に落ち着く。
ようやくメールが漢字対応となった。それ以前からプチメールを多用してはいたが、まだ半角カタカナと英数のみだった。
しかし関東東海を抜けると使えない点は同じだったため、遠出の際には始まったばかりのプチメールαを使ってプッシュトーン打ちをやっていた。
しかしこの機種は半年しかもたなかった。

C106ST

この機種に飛び付いた最大の要因は、折りたたみだったことだ。以降の機種は全て折りたたみ。
適度な大きさがないと通話の際のマイクの位置合わせの感覚がどうもつかみにくい。
メール機能も若干強化。文字数は減ったが漸く送受信とも全国で可能になった。
「インターネットアシスト」という機能が加わり、学校のメールをケータイに転送し、着信通知代わりにしていた。
読めるのは100バイトまでだったが、タイトルを見れば中身もある程度わかる。単位を3年次までに集めておいたのと相まって学校に出る回数は結構減ったかもしれない。
そういえばこの機種、電池の持ちが事の他短かった。購入から半年後には予備の電池を投入している。

C406S

前の機種にして半年あたりでパケット対応のC300系が揃ってきたが、Webの類は学校で出来ることもあり、購入見送り。
そのまま時は過ぎ、電池の限界らしきものが来たところで機種変と相成った。
決め手は3点程あり、「新Cメール」「着せ替え」「電池単体充電」。
まず新Cメール。漸くといった具合でメール発番通知ができるようになり、送信も速くなった。これまでが遅すぎたのかもしれない。何せ画面に打ち込んだ文面をプッシュトーンに変換していた。送信の際にガイダンスが聞こえる。
続いて着せ替え。替えられるのは正面だったが、気分を変えるにはうってつけだ。透明パネルに好みのシートを挟み込めるというのもよい。
着せ替えという響にきはちょっといやなものを感じるが…
前の機種で昨今の機種が結構を電池を喰うらしいという感触を掴んでいたが、それを見越してか当時のソニーの機種は電池単体充電ができるようになっていた。電車での長距離移動が多く、暇つぶしにいろいろとやっていると当然の如く電池が減る。予備の電池があるというのは、結構嬉しい。
この機種では故障やバグに泣かされた。先の電池パックでは、中途半端な半田付けが原因で発火のおそれがあるとのことで予備も含めて交換。
お客様センターの担当者は交換を申し込んだらどこで情報を仕入れたかと確認をしてきた。確か、その時は朝のNHKニュースで報じられていたのを見て交換を申し込んだのだが何を心配していたのだろうか。当時のauは…

電池パックの他にも折り畳みの蝶番とジョグダイヤルの不具合で都合数回修理・点検に出している。ジョグダイヤルに至っては、操作と関係ない方向にカーソルが飛ぶ現象で修理…というのを複数回。
不具合はハードのみに止まらず、内部のファームウェアにも…。
お勤めサラリーマンか、余程のマニアでもないと使わないであろう、ケータイとPCを接続した高速パケット通信もやっていたのだが、その制御ソフトに不具合が見つかり、これまた入院。ちなみに、当時のezwebは低速パケットのみだった。
ケータイはしっかり作ろうぜ。恥だぜ!

A3014S

2年が経ち、そろそろ電池の限界到来ということで機種選定に入る。よさげな機種はあったが、カメラか着せ替えか…と数秒迷ったが、用途を考えカメラは見送り。「どちらか」というのはどうもね…それは欲張りか。メーカーが同じだったこともあってか、画面のスペックが上がった以外はこれといった変化・違和感を感じることもなく、使い方はあまり変わっていなかったような気がする。
電池の進化のせいか、この世代の機種から単体充電のできるものが無くなってしまったのが痛かったが、購入後すぐ沖縄へ出向くことになり現地で別途ケータイが支給されたこともあって1年程着信専用状態が続いたこともあり、影響はあまりなかった。
しかし、東京に戻って以降、ezwebからサイトの一部を更新するようになってからは順調に電池は疲弊していき、機種変直前の頃には電池パックが肥大して裏蓋がしまりにくくなっていた。

W21S

またもや電池の限界到来をきっかけに機種選定に入る。「パケット定額」「QVGA」「メガピクセル」を3種の神器のようなものに据え、それらが揃っている機種を淡々と待っていたのだが、同じようなことを考えていた人たちが多数いたのかauショップでは入荷予定が未定の有様。
ヨドバシでは即時機種変できたのが謎だ…。
「パケット定額」「QVGA」はかなり派手に活用している。マシンパワーがかなり上がったこともあり、これまでPCでないと見ることすらできなかったサイトの一部を見ることができるようになったのは嬉しい。相変わらずTableタグには弱いが…
「メガピクセル」は、実際の所たまにしか使っていない。サイトのネタ用に小サイズの写真をちょこまか撮ることはあるが、どちらかというとカメラはQRコードの読み取りが主になっている。
ほぼ同時期に買った、メモリダイヤル編集ソフトにQRコードをでっちあげる機能がついており、ケータイでの暇つぶしに向いていそうなサイトを集めてはアドレスをケータイに読み取らせている。
朝夕に充電を要する程電池のもちが短いのは気になるが、それは単なる使いすぎなのかもしれない。贔屓筋のサイトを一通り見る頃には、電池パック付近が少々暖まっている。

W43S

「2GHz対応」「フルブラウザ定額」「Mobile Suica」がそろったところでこれまた電池の限界到来をきっかけに機種選定に入る。どれにしようかと品定めをしていたところ、本体カラーから使い勝手までこれまでとほぼ同じのこの機種に落ち着いた。発売開始から結構な月日が経過しておりそろそろ次のモデルが出ようかといったところで購入したため、相応に手頃な値段となっていた。残り在庫の最後の1つだったのか、購入翌日にショップの店頭から消えていた。綱渡り、である。
使い勝手がほぼ同じということもあり、これまでに落とした着うたも結構な割合でそのまま移行でき、あっというまに環境設定終了。唯一の大きな変更点ともいえるジョグダイヤル廃止の影響も殆ど感じてない。
が、ひとまず当初予定していた機能はそろったものの実のところ明らかに使っているといえるのは「Mobile Suica」だけである。生活環境の変化により、フルブラウザ定額は出番が全くなくなり、パスワードをかけて封印してしまった。「2GHz対応」は、ドコモの1.7GHz対応や1.5GHz対応のように、ニュースサイト等に載る程度の発表があまりされていないこともあり、ぱっと見2GHz対応なのかどうかはわからない。複数のサイトで2GHz対応であるらしいことはわかるのだが、よくよく考えると2GHz対応となっても使える周波数帯が増えて混みにくくなるくらいなのであまり派手に宣伝必要もないということになったのだろうか?
購入時点で既に最新機種では「ニュースフラッシュ」「ワンセグ対応」「TV電話」などの機能を積んだものが出てきていたが、生活環境の変化でケータイ自体の使用頻度が減ったこともあり、あっさり見送りとした。

なにげにこの機種、au ICカード…世間様で言うSIM対応だが、活躍するのは次回機種変更の時だろうか…?

Premier3

前回の機種変更から約2年が経過し、新しい機能が一通り揃ったところで機種変更。随分と間をあけただけあり新機能が続々。通信システム面では「新800MHz帯」「EVDO Rev.A」「BCMCS」「Buletooth」が、アプリ方面では「ワンセグ」「EZニュースフラッシュ」「Lismo」などなど、一足飛びともいえる進化。時代の流れはそれなりに速かった。

この他、ようやく他機種との互換を重視したのか外部メモリはmicroSDになり、折りたたみが縦横2方向となるなど、かゆいところにもそれなりに手が届く様になってきた様子。
登場以来散々な出来との専らの評判だった「KCP+」なるOSライクなシステムも、ようやくそれなりに安定領域に入ってきたようだ。

ということもあり、Lismo等の音響やFelica、カメラ回りを中心に結構な頻度で使い倒したといってもよいこの機種ではあったが、最後の最後で塗装やカバー類が一気にめくれる事態に見舞われた。塗装だけでなく、スピーカーのカバーとして取り付けられていた金属ネットも、なんと両面テープはりつけ。
この頃には普及期に入ってきた電池パック無料進呈サービスのおかげで電池もちの問題は無視できる領域になった…はよいが、電池よりも先に外板の類がへたってしまうとは。機種変更サイクルの短いご時世にあって、随分思い切った割り切りをやってくれるものだ。

W62SH

嫁がW62SH→SH008に機種変したことで発生したお下がりをテレビ電話用として確保したものである。ここから2機乗り替え体制がスタート。専らの使い道は実家に出向いた際などにテレビ電話で娘の様子などを生中継、である。使用頻度はさておき、動画があるだけで伝わり具合が段違い。

この機体、FelicaやBCMCS、Rev.A等、テレビ電話を覗けばPremier3とほぼ同じだけの機能は揃っていたが、いかんせんそれ相応に使い込まれたお下がりなだけに、電池がへたっていたのとキーの浮き上がりが顕著。ここでもキーのシール貼り付けなどの「割り切り」を垣間見ることに。
それでも予備機としての働きはそれなりに果たしており、後継機種の故障時等にFelicaを退避させたり、長期お出かけ時に最低限の通話とメールの確保をしたりなど、それなりに重宝した。W43Sで投入して以来なかなか出番のなかったSIMも、ようやく面目躍如、かもしれない。
そういえばこの機種の導入により、部分的ではあるがソニー製一筋、という流れは一旦終了である。

S006

Premier3の塗装めくれが顕著となってきたあたりで次の機種の導入検討開始。
この頃にはSnapdragonなる高速CPU搭載機種が出てきていたので、自ずとこの機種…となったのかもしれない。CPUが強化されたことにより色々なことが出来るようになったらしく、主立ったものだけでも「Wi-Fiによるアクセス」「マルチキャリアRev.Aによる高速化」「Broadcast SMSシステムによる緊急地震速報&速報ニュース」「タッチパネル」などなど。中でもWi-Fiは非常に強力で、どれだけ使ってもパケット代が実質タダ。パケ代節約のため暫し節約していたEZチャンネルも、Wi-Fi経由の手動更新で復活、である。
Snapdragonの威力はこれだけにとどまらず、アプリの動作がこれまでに比べるとかなり軽快となった。そのためかは定かでないがカメラまわりはほぼタッチパネル操作で完結するようになり、ブラウザも部分的ながらタッチ操作ができるようになっている。

この他にも完全防水および外部コネクタの削減(イヤホンジャックと18芯端子が共用化)によりBluetoothイヤホンマイクの本格運用開始。…とここまでくると、使い勝手はかなりスマートフォンといっても支障ないかも。

しかしながら外見からしてスライド式の「ガラケー」であるためか、昨今のスマホシフトに伴うサービス終了の見届け役となってきている。2012年に入りその流れは加速しているらしく、EZチャンネルやEZ FM(楽曲連動サービス)等々、枚挙にいとまなし、となりそうな様相。
そして予備電池無償配布サービスをフルに活用したおかげで電池パックが3つもたまった。

SH008

再び嫁のお下がりを予備電池共々予備機として投入。CPUがSnapdragonではなくS006に比べると少々もっさり気味ではあるが、全ての操作がタッチパネルでできるようになっており、よりスマートフォンに近い操作ができるようになっている。それ以外はS006とほぼ同じで、違いといえば通信システムがマルチキャリアじゃないRev.Aとなっていること位かもしれない。
嫁がこの機種からスマホに乗り替えたこともあり、何かと重宝したW62SH⇔SH008間でのテレビ電話もしばしお休み、である。auに限らず、テレビ電話を使っている方々はどのくらいいるのだろうか…?

iPhone5

初スマホ、である。
何から何まで一足飛びの進化といってもいいかもしれない。通信システムはWiMAXをすっとばしていきなりLTEになり、地震以外の緊急速報にも対応し、Skypeアプリのアシスト付きながらテレビ電話も復活。Cメールのシステムも進化したのか、やたらと送信の最短所要時間が短くなった。公衆Wi-Fiサービスも2.4GHzのものだけでなく5.2GHzのものも使えるようになっており、屋内ならば結構な速度が出る。

が、どちらかというとiPhoneの導入はケータイのバージョンアップというよりはパソコンからのシフト、と言った方が近いかもしれない。実際、メールチェックや自前サイト用の簡単な画像編集はスマホ上にかなりの割合で移行した。
…しかしながらそこはiPhoneの哀しい性というか、おさいふケータイの類が使えないため当面の間はガラケーとの2台体制継続確定。予備機もいれると3台か…

IS12S

またまた嫁のお下がりを予備機として投入。初のAndroidスマホ…である。

auのスマホの中では比較的少数派かもしれない大判UIMが刺さるため、時折S006の電池の残りが心許なくなってきた時などにUIMを差し替えて使うこともあるが、主力にしていたS006で「Wi-Fiによるアクセス(Wi-Fi WIN)」が終わってしまった事もありこのところは予備機としてではなくFelica端末としての活躍が目立っている。
SuicaやEdyのチャージがメインとはいえ、その際のパケ代は無視できない。やっぱりWi-Fiはありがたい。

iPhone5S

ひょんなことからiPhone5を1年使った所で機種変と相成る。故障があったわけではなく、丁度下取り機種変セールの恩恵にあずかることができた。というわけだ。
iOSの世界はそのままではあるが、何よりLTE Band18(800MHz)の恩恵は強力であった。

iPhone5のLTE対応周波数はBand1(2GHz)のみ。その外では3Gである。いくら3GがマルチキャリアRev.AとはいえLTEとの差は圧倒的かつ絶望的なまでの段差を感じさせた。
都内の移動中にLTEエリアの隙間の3Gに落ちるというのはまだよかったのだが、帰省中に(iPhone5に対応した)LTEエリアが実家の近辺に全くなかったというのはきつかった。

そしてそれがようやく解消である。
Wi-Fiも5GHz対応していたので、勢いついでに旅行用Wi-Fiの余りを使って自宅に5GHz Wi-Fiを導入。電子レンジにWi-Fiが負ける問題も解消。スッキリ、である。
(注:5GHz Wi-FiはiPhone5も対応)

次の機種…?

世間様で急激なスマホシフトが起こったこともあり、ガラケーとiPhoneの2台体制になった…はよいが、さすがに2台持ち歩くのはなかなか大変。iPhone導入を前にケータイのFelicaをカード型に切替を試みたものの、カード枚数が存外に多く運用に難あり、と出た。そういう意味ではガラケーもなかなか捨てたものではなさそうだ。

iPhoneに限らず、スマホの宿命である電池持ちの問題もなかなか侮りがたい。iPhoneはスマホの中ではそこそこもちのよい方に入るようだが、それでも使い方によっては日中もてばいいところ、ということもある。加えてアプリの仕掛けかなにかで、いつの間にやら電池切れ、ということもあり油断ならない。嫁の持っているAndroidスマホは更に電池持ちの問題が深刻な方らしく、使わない時はほぼ常に充電スタンド行きとなっている様子。
どうやらFelica搭載Androidに乗り替えてこれらの問題が全部解決し万事めでたし、と単純にはいかないようだ。
そしてiPhone5Sも使い始めて約1年を過ぎたあたりから電池の減りが加速し出した様子。電池パックが手放せない。

世間様はLTEスマホができたてほやほや、ということもあり消費電力軽減の工夫の余地はそれなりに残っていそうだ。この先どうやることやら、恐ろしくもあり楽しみでもあり…。