「CDMA」って?

さて、携帯電話は電波を使っているが、電波を使っているものは他にもテレビやラジオ、お天気レーダーなど、多数存在する。使用する電波には、それぞれ「周波数帯」という住所のようなもが決めてあり、同じ周波数帯はよほどの事がない限り同時には使えない。ひょっとしたら「800MHz」「2GHz」というのを見聞きした方々もいるかもしれないが、これは使用している周波数帯のことを指している。
携帯電話にも専用の周波数帯が用意されているが、それにも限りがある。携帯電話の利用者は相当な数に上るため(2004年度はもう6000万人を超えたかな)、複数の人が同時に通話できるようにでもしないと使い物にならない。そのため、「多元接続(Multiple Access)」という手法が採られている。多元接続の代表的な方法には次の3つの方法がある。


・FDMA(Frequency Division Multiple Access・周波数分割多元接続)
・TDMA(Time Division Multiple Access・時分割多元接続)
・CDMA(Code Division Multiple Access・符号分割多元接続)
いずれも、それぞれの詳細は別のコーナーに譲るとしよう。
ちなみに、CDMA(符号分割多元接続)は、端末と基地局の間に登場する技術で、これに少々味付けをするとFOMAやWINになる。