3時、いつものように目が覚める…と、右腕付近に軽い痺れと共に妙な違和感を感じる。枕の下になっているにもかかわらず、圧迫感が全くない。手を開こうとしても動く気配がなく、力が全く入らない。左手で起してやると、力なく倒れた。
九分九厘眠っている頭には、右肘の先に繋がっているものが何に見えたのだろうか。手と違い、自らの意志の通わぬ、やけに白く見える代物。
次の瞬間には左手が動き出していた。暫く軽めにさすったり揉んだりしてやると、肘のあたりから血の通う感触と共にいつもの触覚。じわじわと指先へ。
右手が自分の体に戻ってきたのを確かめ、また微睡みに落ちていった。