嘘が書けるか

話の種の欠乏症に悩まされて久しい。
交流に乏しいこの土地での生活が続けば、それは当然の帰結になる。最低限本土復帰を果たさない限り、直る見込みはないという確信らしきものもある。
テレビ番組を種にすればよい、というアドバイスらしき物もあったが、つまらないの一言で大方片付く。
例外も無いではないが、それは大抵の場合美味しそうな料理が映る番組が多い。食べ歩き番組ではなく、料理番組の方だ。
Webのサイトを漁ってみたりもするが、定期的に見ているサイトは数だけならここ1年で2倍に増えたものの、所要時間がかなり短くなったような気がする。適当なツールを適当に組み合わすことで効率が上がったのと、よく見ていたサイトの更新頻度が落ちたのと、それらの両方かもしれない。


…とまあ、現実世界は斯くの如く停滞気味。
似たような症状があった。半強制的、ともいえる夏休みの宿題日記。
そう毎日絵になるような劇的な出来事など有るはずもないので、日常を真面目に綴っていくつもりが予定通り飽きが来て、8/31に適当な記憶の中から適当な事を書いている、と言うのが常なのだろうか。或いは白紙とか。
はたまた、それらしい出来事を創作するとか。
振り返ってみると、日記では挫折こそあれ、創作という手を使うことはまずなかった。良心の呵責云々以前の問題で、フィクションを作り出す機能を備えていないだけのことだ。ましてや子供の脳でなど。作ってみたところで、大した物にはならなかった。8/31は適当な記憶の中から掘り出した適当な出来事を適当に並べる日だ。
その後も現在に至るまで、上質の嘘に出会うこともなく、臍繰り以外で嘘を操ることも殆ど無かった。
経験上のことではあるが、常に、意図的な意識を強制する代物など、余程のことがない限り破綻することは必至。嘘を突き通すなど、とてもとても。
このサイトは現実世界の出来事から記事を捻り出していくのが適切なのだ。
さて、これまでと何ら変わりのない方針を確認したところで、その後の取っ掛かりをどうするか。
今日食べたものを並べていく、という手法はよく見かけるのだが、現在の自分状態では玄米飯と味噌汁のみ、若しくは弁当屋の弁当…日替わりと銘打ちつつ日替わりになっていない…と言う行が延々と続いて眠気を催すことが容易に予測される。却下。今日の偏食回避orカロリー抑制策、というものならば救いようがあるか。
今日飲んだ酒、というのではどうだろう。
ここ数日で飲んだものを並べてみると…
・テーブルワイン:白2,赤1
・コーラやアイスコーヒーに落としたラム:720mlボトルの半分強
・シークワーサー入り酎ハイ:2缶
・スパークリングワイン:1本(ハーフボトル)
・ビール:中ジョッキ2杯
・泡盛の水割り:3~4杯
ここらへんを朝から少しづつ。夕方以降も適当に。
Kitchen drunkardには程遠い筈だが、洒落になっていないという話も聞く。
問題なのは酒量や度数ではないのかもしれない。朝から飲んでいる、とか、話の種探しにアルコールの力を借りているのではないかとか、そういう。