よい席はお早めに

遠足や旅行等でバスに乗る際に、
「乗り物酔いし易い人は前方に乗ってくださ~い」
などというのを耳にしたことはありませんか?
バスの前のほうに乗っていると、乗り物酔いしにくいのと、酔いやすい人の面倒を見やすい(笑)という利点があるというのはネタの領域だろうか。
さて、乗り物酔いになるのは如何なる仕組みになっているのかというと…
バスや電車に限らず、車両という代物は
 * 空気の抵抗
 * 路面の凹凸
 * 車体のサスペンションの利き具合


 * カーブを回ったときに受ける遠心力
などの影響で絶えず揺れているという。
その揺れはゆっくりとではありるが、割と大きい。塗装の剥げたポンコツバスから妙な音を奏でる新型電車まで、傾向は同じ。小生の経験上ではあるが。その際中に乗っている人も一緒に揺れるが、その際脳味噌も一緒に大きく揺られてしまう。
ってことで耳の付近にある三半規管の調子が狂い、体の平衡感覚が狂い、気分が悪くなるというからくりだとか。泣く子も黙る「宇宙遊泳」の類でくるくる回っているうちに目が回って気分が悪くなるのと原理は同じ…ってどういう例えじゃ。
乗り物酔いを防ぐために、薬を飲んだり、予め軽く食べておいたり、酒を飲んだり酒を飲んだり等しておくと良い等と言われてはいる、揺れが小さい席に座るのが一番でしょう??? 乗らないのが一番?確かに。
では揺れにくい席はどの辺?
まず、車や電車はどのように揺れているかというと
進行方向を画面の上方向とすると、
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図の赤点付近を中心にして左右に揺れていることが知られている。
だいたい車両の中央の、少し前方寄りを辺りが中心(その理由や学術的な蘊蓄はhttp://www.tomoya.com/辺りで参照していただくとしますか)。
というわけで、その辺の席に座るといいことになる。塗装の剥げたポンコツバスから妙な音を奏でる新型電車まで、傾向は同じようだ。小生の経験上ではあるが。
よい席をいち早く獲るには??
電車、殊に長距離特急に乗る際、指定席料金と座席指定の手間をケチって自由席に座る…なんてことよくやってませんか? 学生時代の小生はしょっちゅう。 なになに値段なら高速バス? 揺れが激しいのといつ乗ってもいつ到着するか分かりかねるので小生は遠慮致しまする。というか小生の所望する高速バス路線自体無いことが多い。
ところで、自由席というのは結構混んでいて、駅のホームに着いた時には自由席の乗降口付近にもう行列ができていたりなんてことが結構ありまする。「揺れにくい席」を取るのも一苦労…?
どこぞのおばはん/酔っぱらいおやぢの如く列に割り込むのも何なので、しょうがねぇ、立ってくか…などと諦めるのはまだ早い。お盆・正月など、既に通路も満席…というシーズンを除いて、こんな方法を試してみるのはどうだろうか?
財布に余裕があって運良く列車の指定席が5号車に取れたとする。しかし乗ろうとする際に「必ず5号車から乗らなければならない」という決まりがあるという話を小生は聞いたことがない。…というか、特急の車両は隣の車両からも乗り込めるように作ってありまする。
というネタを少々応用して自由席車両の出入り口に行列ができていたら隣の指定席車両から乗り込んでしまいましょう。詳しい車両の配置は、駅のホームにご丁寧に案内板で記してあります。
(例)画面左から指定席・自由席・指定席となっていたら
[image]
矢印の所から乗り込んじゃいましょう。
ありがちな様に見えてこの方法、やっている人が意外と少ないんですわこれがまた。効果は覿面かと?。
それでは、よい旅路を。