住所遍歴(Part3:沖縄編)

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[首里城から南西(那覇市街地方面)を拝むの図]
2002年夏、晴天の霹靂の如く沖縄移住が決まり、コンテナごと引っ越し。何度も移住を繰り返すうちに我が家も移住しやすい形になってきた。折り畳み式コンテナはその最たるもので、この他にも組み立て式の家具が多数幅を利かせている。・・・ってそんなにモノはないが。
で、当面の落ち着き先は某フェリーターミナルそばの潮の香りと排ガスの香り漂う川のほとりにある。道1つ隔てるとそこは繁華街で、夜になると客引きが群がってくる。競り市状態(笑)。で、逆の方向へ行くと国際通りがある。平日なのにこの賑わいはなんじゃいなこりゃたまげただす。夏場は観光客が多く、秋頃は修学旅行生が多い。最近の修学旅行はタクシーでの徘徊が流行らしく、学校名の札をつけたタクシーが列をなす。そうでないタクシーも負けずに列をなす。


沖縄というところ、移動手段は車しかない。バスはあるが交通渋滞が激しく使い物にならないためか、夏頃に路線バスの会社が1つつぶれた。タクシーはいつ何時でも列をなしており、列からはみ出たものの中には懐かしの神風タクシーとなるものもあるといい、レンタカー共々注意を要する。それ故か2002年秋に国土交通省の手入れが入り、全国初の「緊急調整区域」なるものに指定された。当面タクシーは増やせないとか。
ということもあって、只今自宅近くの川に沿ってモノレールが作られている。中心部をぶち抜いて首里城付近から空港まで一気に抜ける。完成するとかなり便利になりそうだが、果たして開通までの間この地に滞在することはできるだろうか? 線路と駅舎は出来上がっており、あとは駅舎に階段をくっつけるのみというところまできている。予定では2003年12月開通だったが、工事が快調だったらしく開通は2003年8月末頃に繰り上げの見込み。
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[首里城から北(浦添・宜野湾方面)を拝むの図]
さて、こういうところに越してきてまず気になるのが飲み物食べ物の類である。真っ先に気に入ったのが「さんぴん茶」である。決して三品太郎なんぞではなく、ジャスミン茶の仲間らしい。かなりさっぱりとしており、当然パックで買ってきてがぶがぶ飲んでいた。暑いときに飲むとなかなかよい。
あと、定番というと沖縄そば。所によって味やスタイルが違うらしいが、さっぱりとした食感と命のだし、鰹だしの利いたつゆがうまい。ソーキ(スペアリブらしい)をのせるとソーキそばに変身するとかで。
忘れられないものというと、豚足、ここの方々は「てぃびち」と呼ぶ。汁に入れるとなかなか。骨が多い(小石と間違えたぞ)のが気になるが。脂身のように見えて食感は煮こごりに近いか?
あと、らふてぃーなる豚の角煮のようなものや、豚・やぎの丸焼きなんてものもあるが、お祭りなどのイベント用の食材らしい。
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[首里城から東(西原町・与那原町方面)を拝むの図]
日常の食材にはアメリカ食がふんだんに盛り込まれており、コンビーフやその豚版ともいえるランチョンポークなるものがよく食卓に並ぶ。味に少々癖があるかな? あと、観光雑誌などではルートビアなるものを一度は飲めというネタが載っているが、あれは肩こりに効くアンメルツの香りがする。後味がこれまたすごい。テキサスブロンコス代表ドクターペッパーなる物も味わってみると良いかも。あちらさんの文化はある意味凄い。
市ヶ谷に移り住んで以来、1年と同じ場所に定住した試しがないというのがなんとも気がかり(笑)だが酒(当然古酒)と料理を中心に可能な限り琉球国を堪能すると致そう。(2002-10-24,2002-12/17,2003-04-07追記)
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[首里城から西(那覇市北部方面)を拝むの図]