a Bathing APE

サルでもわかる、とは言うが、私もサル並のサルにはなれただろうか。
本格的に昔気質のダイヤルアップを初めてからようやく1年が経過した。
1年経ってようやくフツーのユーザー並にSPAMらしきものが来るようになった。週に数件はコンスタントに届いているっぽい(常連さんもいるし)。
接続環境はというと、100BASE-T→100BASE-TX→64K packet→フツーの56k modem、と世間の逆を地でいっている。ADSL導入の予定は当面ない。
ホームページらしきものは、野越え山越え三千里・・・とまではいかないが、どっかで紹介されたりコーナーの入れ替えだとかシステム障害(?)だとかも踏み越えて、結局は昔やっていたようなテキスト中心のものに戻りつつある。(これも世間の逆をいっているか?)


昔に戻りつつあるのは、WEBまわりだけでなく、半年前に冷蔵庫も昔に帰っている。
一頃は冷凍庫付きのいっぱしの2ドア冷蔵庫だったのだが、今使っているのは冷蔵庫だけの1ドア。
コレ、信濃国善光寺平にいたときに一時期使っていた代物。暫く実家で眠っていたが、武蔵国に移った際にいろいろあって復活した。
機能は単純なくせしてかなりタフ。先代のヌシが使っていた頃も加えると(この冷蔵庫、中古)、10年近くは稼働してるだろうか。
単純なモノほど壊れにくいとは不思議なような気もするが、物体にしろ機能にしろ、ないものは壊れないし、ないものはなくならないし、ないものは散らからない。サルならわかる(?)この道理。
さてと、家庭環境ってのは2つの山があり、その間を言ったり来たりしながら時間が経過していくらしい。そうそう。時季はずれだがスノボーのハーフパイプみてーな感じ。
家財道具で言えば、単身パック1つの状態から、あれこれ買い足して生活が「充実」していってトラック1台分に増えて、片づけるのが面倒になって(他にも理由があるか?)あれこれ捨てて「簡素化」し、また単身パック1つに戻っていくような感じ。
とりあえず、今の自分はいろんなものを捨てまくるフェーズにいるのは確か。
捨てるはいっても、それには明確な理由がある。
選ぶことは決めることでもあり、捨てることと同じかも。会社のリストラ(某○産党が、単なる首切りに意味をすげ替えてしまった感はあるね)から、身の回りの大掃除まで、規模こそ違うが行き来している両端は同じとみている。
しかしちょっと物差しを長くしてみると、2点間を行き来しながらも捨てたりくっつけたりを繰り返しているうちに最初とは全く違うものに変化している。進化なのか退化なのか回帰なのかは人それぞれサルそれぞれだけど。少なくとも「復旧」ではないところが曲者。
もっとも、捨てる前に捨てるものと捨てた後のことはよくよく考えないといかんし、ずぅぇったいに捨ててはならん代物もあるのは確か。
お金とかカードなんぞは特にね。
この辺は物持ちがそこそこよく、しかもその力が中途半端に大きいだけに、1回捨ててしまうとその後のフォローによっては取り返しはある程度つくものの、しばらく大変です。
やりくりに 苦労するほど よくわかる この世の金の ありがたみかな