贅沢な話

春になりました。ようやくここ信州にも桜前線がやってきたのか、ほんのり色づいた桜のつぼみを見かけます。たぶん来週あたりには満開となっていることでしょう。
・・・なーんて事を書いていたら、いつのまにやら妙高の山のあたりまで開いており、平地(っちうても標高350少々だが)は散り始めておった。咲くのも早いが散るのも早い。「はじける」と言い換えた方がいいのかもしらん。例によって例のごとく連休が近づくにつれ、花見も一段落ついたようだ。


今年は豪勢に9連休ということで、周囲はみんなそろって遊ぶことを中心にそろばんをはじいている模様。よくもまあ、混雑するとわかっていながら人の集まるところへ行くもんだ。何かに迫られて仕方なくそうしているようにも・・・みえる。
来年度からはカレンダー通りに休みが取れるかどうかも全~くわからないので、派手に9連休と決め込んで実家へ帰ったのだが、案の定田植えでことごとく消化された。また規模が増えている。親父殿は来るべき未来に向けて、食料を握ってしまうつもりらしい・・・・というのは全くのウソである。しかし都会の人たちに言わせれば農業はかなりの贅沢らしい。
久しぶりにおうちに戻ってみたら、実家の近辺も結構変わってきており、小学校が一部複式学級になっていたり(そのうちつぶれるだろう、いやすぐにでもつぶれろ~)、一部の田んぼがチューリップ畑になっていたり、使用済みの苗箱を勝手に洗う機械が導入されていたりなどなど、所々大きく、あるいは小さく変わっておった。
チューリップといえばこの近辺では石川県・・・ぢゃなかった(:-P、富山県砺波市で大々的に栽培されているらしいのだが、こっちのほうでも栽培するようになっていたとは。しかも、花が開ききったところで機械を使って花を刈り取ってしまわれる。あらもったいなやと思うものの、こうしないと球根が太らないらしいから致し方あるまい。
そういうのを端から見ながら、機械を使って植えていく。しかし人手に頼る部分はきっちり残っており、、今回も一通り機械で植えた後から田植機で植えきれなかった部分を手で植えることになる。長~い長靴とゴム手袋で武装して、泥たっぷりの田んぼへいざ。田んぼの中を見ていると、ここ最近ご無沙汰だったヒルやら蛙やらその他諸々の虫たちやらが元気に泳ぎ回っているではないか。虫が住める環境で育った米は、ひと味違う。
ここ数年、親父殿はめんどくさいってことで農薬を最小限しか使わないようにしていたのだが、虫の住める環境になったのはその成果らしい。しかし手抜き大魔王の親父殿はの挑戦はまだまだ終わらないらしく、今年は米糠をばらまいて水面に幕をはり、除草剤の代わりにしてしまおうともくろんでいるらしい。果たしてうまくいくのか?お盆の帰省時にまた見てみることにしよう。
ひょっとしたらそのうち田植えも省略されてまうかも??
親父殿は手抜き米作りに精を出す一方、妹は「白馬の王子様」と「携帯」がほしいと騒ぎ出しておる。王子様には「カボチャパンツをはいたディカプリオ様」をご所望らしい。白馬の王子様は当分期待できそうになさそげなので、お袋殿はお見合いを考えているらしい。かの「タンスにゴンゴンようきくねん 一年経っても・・・」のCMが現実になりかねんと騒いでいるらしい(心配されててよかったのう。わしなんか心配もされておらんぞ)。
携帯の方はわかるのがわししかおらぬようなので、こちらにお鉢が回ってきたのだが「イメージだけで選ぶと痛い目にあうぞ~」ということを教えておいて、あとは5秒ほどじっくり考えて決めるように言っておいた。自分で予算を確保するらしいので、とりあえず落着かな? しかし、極度の機械音痴なので、最近のWeb機能満載の端末に振り回されないかが気がかりではある。
ひょっとしたら今後次々と携帯ドジドジ話があがってくるかもしれぬ??? 就職活動の合間を縫って書けるといいんだけどねぇ~。
Rec/Mix:2000-05-07