悪魔番ノート(その6)-悪魔の手は研究室へ??-

いよいよ、あのノストラダムスの予言した「恐怖の大王」がやってくる月まで1ヶ月を切ったと言われている。恐怖の大王ってなんぢゃいねと考えてみたが、現実にありそうなものが1つあるではないか。御存知2000年問題。
先日、世界中の個人向けPCで圧倒的なシェアを誇る(?)どこぞのOSが2000年問題に対してめっぽう弱いことをこの目で見てしまった(修正ソフト入れただけで個人情報もってかれやしない?)
このさきど~なるかななどとちょっぴりわくわくしながらFreeBSDの環境構築にいそしむ我輩。なお、BSDをはじめLinuxなどなどのUNIX一族は、2000年問題に対応済みということになっているが、物事には完璧などあり得ない。ちょっとだけ気を付けよ~っと。


さて、前回BSDの本体そのものを入れ替える羽目になってしまったが、やることはそれまでとほぼ同じだったため、サクサクと事は運び、入れ替え前と同じ所まで復旧できた。
XFree86がどうしても機嫌を直してくれないので、そいつは後回しにして他のものを構築していくことにした。
とりあえず必要になってくるのは、ネットワークまわりの設定と日本語環境の設定である。これだけ済ませりゃ、日常業務の大半を占める「テキストのべた打ち」「メール読み」「プログラム制作(時たま)」ができるようになる。
ここいら辺のツールは、大半がパッケージ化されていて、インストールしたいものを選ぶと必要なものを勝手に入れてくれるようになっている。環境設定のファイル書き消しの作業も、VIの主立った使い方を手が飲み込んでくれたことにより、ホホイのホイで進んでしまった。
実験用ながら、IPアドレスも取れてしまったので早速研究室のLANにつないで、PINGをかけてみる(注)と、一発で通ってしまった。感動ものである(ということにしておこう)。
注:PING
ネットワーク上につながっているホスト(コンピューター)が動いているかを調べるときに使うコマンド。このコマンドを発動させると、指定したホストへ簡単なデータを送る。それを受け取ったホストは、送り先へ返事を出す。返事が返って来ることを「PINGが通る」などといい、ネットワーク周りにはとりあえず問題が無いことを意味する。
早速研究室の各ワークステーションと互いにTelnetで遠隔操作を試みる。これも成功。
日本語環境の方も、設定はホホイのホイですんでしまったが、相変わらずX Windowの方はうまく動いてくれない。XFree86のGUIセットアップ画面はうまく表示されているだが、いざXサーバを立ち上げてみると、画面にスクリーンセーバーがかかったかのような真っ暗な画面になり、何も画面に出てこない。
確か、手持ちのビデオカードは「Trident Cyber9382-1」だったが、XFree86のセットアップにあったビデオカードのリストには「Trident Cyber9382」が2つあった。しかしそのどちらを選んでもうまくいかない。
Xサーバの起動ログを調べてみても、エラーと分かるものは見あたらない。というわけでX Windowの方は袋小路にはまっている。どなたかその辺に詳しい方で幸せになる術を御存知の方、情報をお待ちしておりマスです。
話は変わるが、現在私のいる研究室ではどういうわけだかLinuxのインストールがブームになっている。余ったパソコンの部品をちょいちょいと入れ替え、そしてインストールといく。
実はこの件を押し進めているのがパソコン大好きLinux大好きな教官だが、「私もFreeBSDでやってみたい」と申し出たところ二つ返事でOKが出た。
というわけで、悪魔の手は自宅のパソコンから研究室へと乗り移るべく動き出した。果たしてこの先どうなる事やら・・・・?
事に臨むに当たり、やってみようかなと考えているのは次の3つ。
・X windowの環境構築(自宅のノートで見事に失敗したやつ)
・NFSの組み立て(←ファイル共有システムの構築)
・Webサーバーの構築(定番らしいなぁ)
うまくいけばいいんだけど・・・・ってことでごきげんよう。
Rec:1999-6-7/Mix:1999-6-10