贈り物の王道

う゛~、寒い。しかしようやく冬らしくなってきた。やはり信濃の国の冬はこうでなくては。暦は如月に入ったが、そういえばこの時期になるとお約束のように活気づいてくる人がいたなぁ、などというしょうもないことをTVを見ながら思い出す。
その人とは「アル中」な人である。高校の同期の。
アル中とは言っても、世に言ふアルコール中毒ではなくて(高校でそうなってりゃ大事でんがな)、自ら「アル中とはアルフィー中毒である」とうそぶく、The ALFEEという3人組の熱烈なファンである。確かデビューから四半世紀がたってたはずなので、そこそこ知っている人もいるだろうか?


毎年この時期には大阪国際女子マラソンがあるのだが、ここ数年ほどはこの大会にあわせて新曲を発表している(はづ)。で、その曲は決まってマラソン中継やその予告CMで流れていた。
別にこれに限ったことではなく、適当な時期が来ると決まって登場する物事は数知れず。いかに曜日感覚が狂っていても、カレンダーが手元になくても、「旬」に関係なく野菜が店先に並ぶようになっても、大まかな季節だけは分かるようになってしまっている。
ここ数日に的を絞ると、節分でどっかの有名人が豆まきをしただとか、東海道山陽新幹線が関ヶ原で雪のためダイヤが乱れただとか、毎年聞いてそうなニュースが・・・・
もうそろそろ、バレンタインデーにまつわる話などもピークを迎えそうだ。というか、それ以前にそこいらへんの店先にはとっくにチョコレートが転がっているではないか。節分の豆はいったい何処へいつの間に・・・?
一昔前は「アフリカ(チョコレートの原料の産地が多い)の子供たちを救うためにチョコレートを送るのをやめよう」などと暇なオバハンたちが騒いでいたが、今ではそういったものも聞かなくなった。不景気の影響もあるのかなぁ。
たしか、「義理チョコ・義務チョコ」についての論争のようなこともあったような気もするのだが、やっぱりこれも聞かない。バレンタインデーも、深~く根を下ろしたのだろうか。仏教系とおぼしき幼稚園にまで(笑)。
某大手菓子メーカーが、バレンタインデーにはチョコを贈りましょうなどというコピーと共に大々的に売り出すようになってからどのくらいたったのだろうか? 少なくとも私が物心ついたときから始まっていたような気がする。
この国では何かにつけて物を贈る風習というか、気質があるのではないかと思う今日この頃。お歳暮、お中元はもとより、もうそろそろ引越祝いなんかもあった。・・・って、○○祝いという具合に「祝」の次がつけばな~んでもOKぢゃね~の?
あ、お祝いでなくても口実はいくらでもあったなぁ(以下省略)。
物を贈るって、どういう意味があるのだろうか?(大マジ)
プレゼントの類はあいさつのような物かななどと軽~い気持ちでいたのだが、同じ「物を贈る」という動作一つとってみても、値が張る物を贈った方が意味の大きい贈り物となっているような気がするんだが・・・。
現在話題沸騰中のオリンピック招致疑惑の一件でも、高価な贈り物がどうのこうのだの、「人を贈る」のがあったとかなかったとかが騒がしい。なんだか値段だけが一人歩きして、贈り物を通り越して山吹色のまんぢゅうの世界(わかる?)に突入しているのでは・・・・。こういったものはほどほどにしとけば全然悪いことではないんだろーけど、ほどほどってどのくらい?
バレンタインデーのプレゼントの類にも、値段によるランク分けがあるではないか。ここでも物を言うのは金額なんだろうかァ?。そんなのばかりじゃあないだろうけど。うんうん。
あと10日少々でバレンタインデー当日となるのだが、どーもここんとこ私は「お嬢さん(みのもんた氏流)」たちに人気が出ている。どうせならもうちょい若い世代ひとたちからの人気がほしいのだが、それってお金や値の張る贈り物では手に入らない・・・・・・とは思うのだが、昨今ではちょっと怪しいなぁ(:-P)。
Rec/Mix:1999-2-4