悪魔番ノート(その3) -CD焼いたらLZHアーカイブも丸焼け-

「PC-UNIX」やってみない?
すべてはそこから始まった。
我が愛機も購入からまもなく1年になろうとしている。本業に、副業に活躍してきた愛機だが、「悪魔」が少しづつ忍び寄ってきている。そう、悪魔のマークでおなじみのFreeBSD。
卒論の中間発表があったりとか、データの退避がまだ残っていたりとかあって、未だインストールには至っていない。CD-Rに移し替えなければならないデータも若干増えてしまい、4~5枚に分けてCDを焼くことになった。


そのデータは今のところ研究室のパソコンのハードディスクに居候しているのだが、いつまでも・・・というわけにもいかない。さっさと焼かねば。でもCD焼くのは初めてだったりする。
研究室のCD-Rライター(CD焼き焼きマシーン)が空いてくる夜になるのを待って、いよいよスタート。あ、ディスクを買ってこなければ。
操作は以外と楽だった。倍速で焼いているので早いの何の。1時間少々で必要な分はすべて焼き終わった。
めでたしめでたし。
ちゃん2
ところが、そうは問屋が秋葉原。
翌日、何が起こるかを知る由もない私は前日焼いたCDを持って某所へ。CDに焼きこんだNetscape4.5を某所のパソコンにインストールするのだ。
そして、CDにあるインストーラーを立ち上げ、Netscape4.5はサクサクとインストールされていった。
さっそく起動・・・・
ダブルクリック・・・・・
・・・・起動しない
エラーメッセージが出るだけだった(汗)。
どうやら、CD-Rの中のNetscape4.5のインストーラー(の中のアーカイブ)が壊れていて、その結果壊れたNetscape4.5がインストールされたようなのだ。
CDに焼く前に手元のパソコンにNetscape4.5を入れてみたらしっかり動いていたんだけどなぁ~。やむを得ず、別のCDからNetscape4.04を入れる。なんでこうなりまんねん?
その日の夜、CD-Rの中に入れておいたLZHアーカイブをいくらか試しに解凍してみた。すると・・・
出るわ出るわ「壊れたアーカイブ」の山
急遽、「アーカイブ検査ソフト」なるものを探してきて、CD-Rの中身の大半を占めるLZHやZIPのアーカイブ、およびオンラインソフトの自己解凍書類をチェック。すると・・・
出るわ出るわ「壊れたアーカイブ」の山
エラーが出たのはCD-Rの中のファイルだけで、ハードディスクに入っていた元の書類は異常なし。どうやら時間をケチって倍速で書き込んだのがまずかったらしい。
「覆水盆に返らず」とはよく言ったもので、CD-Rに書き込めるのは1枚につき1回だけ。なけなしの金をはたいて再びディスクを買うこととなる(泣)。
数日後、再びチャレンジ。今回は「石橋をたたいて渡る」、もとい「石橋をたたいて壊す」くらいの念をいれて臨む。書き込み速度を通常速度(前回の半分)に落とし、テスト書き込みの後に本書き込みを行って、さらに書き込み後のチェックも行うようにした。手間は約3倍かかることになってしまった。
今回は存外に時間がかかってしまった。CD-Rを焼いている最中に100通少々のメールの整頓が済んでしまい、加えてよく見に行くホームページも一通り見て回るなどして時間をつぶしたのだが、それでも焼き上がらない。
うとうと
気がついたらCDが焼けていた・・・といったことを3~4度ばかり繰り返していたら、4時間ほど時間が過ぎていた。ついでに日付も変わっていた。
ようやく必要な枚数のうち、すぐに焼ける分を焼き終わった。残るは1枚。始めに焼いたCDが書き込みエラーの山だったので、今回焼いたCDもチェック。今回は手間暇かけただけあって、特にエラーのようなものはなかったようだ。
この調子で行けば、冬休みに入る前に残りの1枚も焼けそうだ。正月休みの暇を利用して、インストールをしてみようかな。FreeBSDのインストーラはもう作ってあるし。
その前に、IE5.0のベータ版を試しに愛機にぶち込んでみよう。わずか32Mのメモリしか積んでいない愛機はIE4と融合したWin95にあっぷあっぷしているので、IE5.0を入れたら何が起こるかわからない。
でも、いずれハードディスクをフォーマットしてしまうから、ま~い~か(笑)。
などと皮算用をしていたら、突発事故発生!
研究室のCD-Rライターがつながったマシーンが、OS(Win95)入れ直しという事態に陥ってしまった。復旧には当分かかるらしい。残りの1枚はいつ焼けるんだろうか?
「悪魔」の道は一日にして成らず。(つづく)
Rec:1998-12-17/Mix:1998-12-18