悪魔番ノート(その1) -インストールを始めようかと思ったらディスクに空きがない-

先週から1週間近く、ほぼ缶詰状態でゼミの発表や実験の準備をしていたところだが、教授が光の速度を1桁間違えていたために実験計画がお釈迦になるというオチが待っていた。弘法も筆の誤り。教授にも魔がさす時だってありまんがな。
今、卒業研究で次世代携帯電話なるものについての実験装置を作ろうと、連日面接などをしながらいろいろお勉強をしているところなのだが、肝心な中身は面接最中に発せられる催眠光線に遮られてなかなか入ってこない(笑)。


代わりに脳味噌の中からなかなか離れなくてうれしい悲鳴を上げたいくらいのものがある。KONISHIKI(元大関小錦)がDJに扮して登場するD○Iの国際電話のCMだ。2~3回見ただけなのだが、のりのよさそうな曲と、それに載せて流れるキャッチコピーが頭に焼き付いて離れない。これ悪魔の旋律?
そうそう、このほかにも悪魔にとりつかれたもの、とりつかれそうなものがいくつかあって・・・・・
例えば笑い声なんかは時たま某デーモン閣下風になってしまう。肝試しにおあつらえ向き?
買ってからまだ1年とたっていない我が愛機(某大手メーカーのノート)も、今悪魔にとりつかれようとしている。その道の人には悪魔のマークでおなじみの「FreeBSD」に。
我が愛機では、扱っているものの大半はテキスト文書、しかもHTML文書が中心。それに加えてあとはちょこまかとしたGIF、JPEGなどが入っているくらいである。・・・・・のだが、数が半端じゃあない。軽く1万点を超えるファイルが200M近くもディスクを占めている。一部圧縮をかけてみたりしているが、このありさま(苦笑)。
これだけ大量のファイルを、メモ帳で書いては上書き、Muleで書いては上書き、Netscapeでチェックなんてことを頻繁に繰り返していると、そのうちディスクアクセスの表示が出っぱなしになってしばらく止まってしまう。ひどいときなんか、15分に1回は確実に起こるようになる。同じ様なことを研究室のワークステーション(数年前からあるとかいう代物)で行っても、そのようなことは滅多にないのだが。
「わずか32Mしかメモリを積んでいないWindows95のパソコンの限界らしきこと」について、ついこの間までバイトで世話になっていた生協購買の店長と話をしていたところ・・・・・・
「PC-UNIX」やってみない?
これを悪魔の囁きというのだろうか。
大学に入ってからUNIXを使い始めたのだが「管理人」というのは事実上初めて。大学3年の終わり頃に一度実習でLinuxのインストールをやったことがあったのだが、そのとき何をやっていたのかは
全~っ然おぼえてない
週1回、1回約2時間×4回に分けてSlackwareのインストールを駆け足で行ったのだが、土煙がもうもうと立ち上るくらいの駆け足だったのだ。
あのときの記憶が確かならば、
・NFSの設定
・Sendmailの設定
・DNSの設定
・X-windowの設定
などなどをやっていたはずだが、これらは「藤原博文の館」を見るようになるまでは
異国の言語
てなわけで1からお勉強のしなおしっス。
先ほどの店長と話をした結果、液晶画面のノートパソコンにはFreeBSDがええやろ、ということになり、世に言う「インストール本」を購入。勉強も兼ねて読みあさる。教科書以外の本を開くのは久しぶりやなぁ。新聞は結構見ているけど。
そして一通り見終わったところで気がついた。
あ゛ディスクに空きがない
わずか2Gしかないハードディスクの中には、頭の方で出てきた200Mを越える文書の他に、かなり大量の圧縮をかけたファイルが隠れていた。余計なものを入れていないのだが、空きは400Mしかなかった。WindowsとFreeBSDを共存させる計画なのだが、話では800Mくらいは空いていた方がいいらしい。しかし適当にファイルをどかさない限り空きがない。
てなわけで「悪魔の足」は止まった。研究室で退避用のCDを焼くことにしたのだが、それまでFreeBSDのインストールはお預け・・・である。
あ゛ー、こんなことやってるから夏が来ないんだよなぁ~っっ(笑)。
女運も悪魔の管理下にあるらしいな。
Rec/Mix:1998-10-21