「駅弁」タグアーカイブ

Loop back

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前日の風雨に祟られながらもビニールハウスの組み立てはひとまず完了。実家に向けて帰途につく。
今日のお供は富山の海山の幸を集めた重箱である。味そのものは薄味でまとめられているが、よくよく見るとどこかで見たことがあるような品が詰められている。炊き合わせや紅白ご飯など、駅構内の他の種類の弁当と変えてあるものもあるにはあるが、鱒のすしに鱒の旨煮、酢の物などなど、キーになりそうなものや富山の郷土食ベースの品は共通のものを詰めてある様子。製造業者が同じであれば、自ずとそうなるか。

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Fleeting hallucination

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実家での帳簿付けが一段落し、はくたかで帰途につく。
ここで晩飯、となるが駅の中も弁当の類も一段落…したかに見えたが、新手の駅弁が出たようだ。
5種類の具がのったますの握り寿司、である。5種類の中ではミョウガの載ったものがさっぱりしていて好みだ。
有名になればデパ地下や催事場に山積みになる…のはよいが、それを一度見てしまうと駅弁というよりはお土産品に見えてしまう。この間食べたぶりかまの弁当も、いい味だが、一度某百貨店で山積みになっているのを見てしまうと、何か一過性の代物に踊らされているような気がしてちょっと嫌だ。

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Retreat

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某地元紙で長野の駅弁屋、ナカジマ会館が食品事業から全面撤退することが報じられていたのが先週のことだった。思い立ったが吉日とばかりに京王の駅弁大会で「復刻きじ焼き丼」を押さえたのは言うまでもない。今年初登場ながら、最初で最後という噂が駅弁マニアの間で囁かれているが、それを知ったのは食べた後のことだ。
きじ焼き丼を食べたのは2年前の長野から出張の帰り以来。大振りのきじ焼きに齧り付き、ヱビスを空ける。あの時の味そのままだった。

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Locally grown

所用を終えて、富山から一路自宅へ戻ろうとしていた。
富山の駅弁は魚介類が多いこともあり、知る限りでは加熱装置付きの物は皆無。これから冷え込む季節となるだけに、弁当といえども冷や飯は辛い。往路の越後湯沢で加熱装置付きのもち豚すき焼きの弁当があったので、当初はそれを買うつもりでいたのだが…
富山駅の構内に見慣れぬ品が並んでいた。その名も「ぶりかまめし」。ぶりの「かまめし」ではなく「ぶりかま」のめしだった。こんな弁当、今までに見たことがない。

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Confortable ride

話は今週の水曜にまで遡るが、実家から電話があった。年寄りが脳梗塞を併発し、もはや時間の問題であると。何を併発していたのかまではわからないが、単独でも厄介な脳梗塞を併発とは…
一家総出で実家の片付けにとりかかることになり、最悪の事態も考えて礼服一式をかばんに詰めて陸路富山へ…向かおうとしたが、このところ「はくたか」の混雑が酷く、往復ともに空きはグリーン席に少々残るのみ。自由席を削って指定席を増やすなどの対応はなされているはずなのだが。ゆったりとした座席と、普通席により比較的静かな車内が休日出勤続きの体を休めるには丁度よいのでよしとしておこう。

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Usual thing

仕事帰りの勢いで、そのまま列車で都内を脱出。
余裕をみて出かけたつもりでいたが、お土産を買い込んだり、現金を用立てたり、雨を避けて新宿駅の新南口から南口までを地下通路経由で往復したりなどしていると、あっという間に時間は過ぎる。
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デパ地下弁当というのも考えたが、現金を使うのがかなり億劫になってしまったのと、それ自体が結構気に入っているのとで、発車5分前、駅ホームの売店で深川めしの弁当を買う。

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北斗の叫び~賞味期限5秒前(十勝 後編)

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いなり寿司をつまみつつ、落ち着いた雰囲気のゆったりとした空間で時間の流れもケータイがあることも忘れ、身一つでくつろぐ。朝からこれでもかと言うくらい食べ、飲み、歩いた。
テレビもあることはあるが、見たとしても明日のお天気ぐらい…かもしれない。贅沢な雰囲気にテレビは似合わない。

翌朝は5時に目が覚める。早速とばかりに内湯の檜風呂にお湯を張る…ここでもモール温泉が出た。贅沢は素敵だ。こういうのは一度やってみたかった。まだまだ時間があったので昨夜入り損ねた展望ドーム付きのタイル風呂にも入る。かなり早い時間帯ということもあり、独り占め。

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北都の叫び~北海道横断大捜査網(札幌編)

富良野からの帰りに一気に疲れが出てしまった。気を取り直して札幌タワー展望台に登る。昼間、夜の眺めもそれなりにいいのだが、どうせなら両方いきたいものだ。タイミングを誤るな。
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まだ明るいうちに展望台を一回りして、周囲をチェック。真下を見ると、JR札幌駅の屋上が案内看板になっている。無論展望台の中にも案内板はあるのだが。
展望台の中を1週している間に札幌の夜はゆっくりと暮れてゆく。

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北斗の叫び~フライング(美瑛・富良野 後編)

特別列車「ノロッコ号」でラベンダー畑へ向かう。はじめは曇り空がだったが、現場に近づくにつれ空が晴れてきた。晴れ間の下に出ると、所々に広がる小さなラベンダー畑の中に、特設「ラベンダー畑」駅が見えてきた。仮設ではあるが、結構大きい。
到着までにカメラのテストも兼ねていろいろと撮っていたが、ようやくデジカメのシャッターの癖がつかめてきたらしい。
よく狙って狙って狙ってから…押す。
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Beer joint

師走の名に違わぬ忙しさ。今日の行き先は富山だ。
移動時間は丁度夕食時になる。さて何を食べるか…。
選んだのは以前から気になっていた弁当、その名もずばり「居酒屋弁当」。
一段目には、鱒かまの煮物や昆布の蒲鉾など、おかずにこっそり富山のエキスが散りばめられている。二段めには、枝豆と、泣く子も黙る鱒の寿司。
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ビールと一緒にという触れこみにのって、車内販売のワゴンをこっそりチェック。「はくたか」の車内では時折越後ビールを売っていることがある。

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