Spike

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列を成してに咲き並ぶ赤や黄色や黒、紫に彩られた稲穂。周囲の田んぼが黄金色に色づく中でまだまだ緑の葉を茂らせており、一際異彩を放つ。三脚を構えて写真に収めようとする方もいる程だ。
決してこれらは病気でも突然変異でも遺伝子組み換えでもなく、列記とした古代米である。昨年の緑米(穂は紫だったので黒米かと思いきや、脱穀精米してみると実は緑色の米だった)に加え赤、黄、紫など、すでに稲作の域を超えた稲が立ち並ぶ。稲とはこれほどまでに鮮やかなものだったのだろうか。


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見た目で和ませるこの稲穂、収穫した後にも楽しみが待っている。稲穂の中に何色の米が入っているのか、まだ誰も知らない。少なくとも見た目の稲穂の色と中の米の色は必ずしも一致しないのは確かだ。昨年、黒米だと思って育てみたところ、脱穀して中を開けてみると鮮やかなまでの緑色…なんてことがあった。なかなかお目にかかれない代物だけに、熟しても緑色の米というのも聞いたことが無いのだが…