Souvenir from serow

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158号線 奈川渡ダム上を走る。観光面では結構な見所となりうる絵面ではあるが、大量の水の荷重に加えて、安房峠にトンネルが通って以降増え続ける道路交通の荷重と、ダム本体にとってはあまりありがたくない要素が揃っている。しかも、上り坂には退避所はあっても登坂車線が全くないため、動きが遅い車があればそこで渋滞が発生する。後ろに詰まった車列をやり過ごすまで待っているような、ある意味礼儀正しい、もしくは余程の悠長な車など、期待するべくもない。


このダム上道路以外にもかねてから防災面等で問題ありとされる箇所はこの付近の158号線沿いには多々あり、昨年の大雨による土砂崩れ現場は一部でトンネルや橋をかけたりして迂回やショートカットをするようになっていた。それらの現場を通っていた旧道は、崩れたり埋もれるなどして最早道路としての姿を失っている。その間1年ではあるが、自然の力は恐るべし。
前長野県知事の自称太ったカモシカ氏はこのあたりにはあまり熱心ではなかったらしく、災害に対しては最低限または対処療法またはなすがままとなっていたようだ。
…宿題、もしくは置きみやげにしてはあまりありがたくない。